すっかり暖かくなって、
桜の花が見ごろの4月。
”いつもの”本流に行ってきました。
続きを読む 4月の本流2月中盤を過ぎて、いろいろな河川が解禁。
今年もいよいよ本格的にシーズンが開幕されました。
ここ何年かというもの、ぼくはだいたい以下のような感じで
解禁を迎えています。
今年はこれに加えて、2月7日の寒狭川が新たに加わりました。
2月1日、今シーズン最初の解禁もやはり、例年通りの長良川から。
正確に言えば、長良川本流ではなく、その支流だったのですが…。
最初はなかなかライズが始まらず、苦戦が予想されましたが、
結構数も釣れ、久しぶりにシラメも混じってなかなかな滑り出しでした
…なぜかぼくのフライにかかったのはアマゴばかりでしたが…(´;ω;`)
同行の”Aちゃん”も久しぶりのシラメにご満悦。
続いての解禁は寒狭川。
今シーズンから設定された、話題の「塩瀬ベース」に行ってきました!
ここでは、今年から釣法別にゾーニングされたキャッチ&リリース区間が設定されて、
今後が楽しみに釣り場になりました。
途中、ケンキューブの杉坂研治さんとバッタリお会いし、しばらく一緒に釣りをさせていただくことに…
そして、2月16日。
本流の解禁はやはり例年どおり、天竜川南信地区へ。
今年の天竜川解禁は寒さが厳しく、かなり厳しい釣りとなりました。
行きの道中は雪が降り積もり、直線に車に装着したスタッドレスが大活躍!
…というか、それがなければたどりつけませんでした(;’∀’)。
1日中風は強く、ガイドは凍り付き、
それどころかリールも凍り付いて回らなくなるので
時おり水に沈めて溶かさなくてはならないほどでした。
途中でTさんと落ちあい、
しばらく話をすると、すでに1本釣り上げたとのこと。
魚の反応は悪くない様子。
一緒に釣りをさせていただくことに。
いくつかのポイントを回ったあと、
ようやく、待ちに待ったストライクが!
ここのところフッキング率を上げるために
試している方法でフッキング。
しっかりかかったと思い、ファイトするものの
数回のジャンプでラインが緩み、
痛恨のバラシ(´;ω;`)。
…コンナハズデハナインダケド…
翌日はアンパラの山本さんも同行していただき、
3人で釣りをすることに。
この日は前日よりもいくらか暖かいか?
との期待もむなしく、やはり寒い。
濡れたまま車内に放置したウェーダーが凍ってなかなかはけない(;^_^A。
そしてやはり、ガイドとリールは凍り付く。
朝一に山本さんが目星をつけていた第一候補の釣り場は
入った時間が早すぎたか、まさかの不発。
別のポイントへと移動。
そして次に入ったポイントでは、ぼくが先行させていただくことに。
この時入ったポイントは流れのスピードがかなり遅く、
それまでつけていたシンクティップでは沈みすぎて、
根がかりしてしまうため、少しづつ軽くしていき、
フライを流す深度を調節しながら釣り下っていきました。
そんな感じでしばらく釣りを続けていると、
後ろで声が…。
見ると、後ろを流しているTさんのロッドが大きく曲がっている。
Tさんは、この時前日アンパラさんで新調したばかりの
#3のスペイロッドを使っていたのです!
見事なコンディションのホウライマスです。
後からTさんに聞いてみると、この時使用していたラインのシンクレートは
ホバー~インタミだったとのこと。
勝手な想像ですが…
この差が今回の釣果を分けた一因ではないかと思っています。
つまり、先行者と少し違うアプローチ。
今回の場合はラインのシンクレートが違うという
ことが功を奏していたのかもしれません。
ただ、これはこの1回だけを見て、
単純に沈めなければよかったのかというと、
必ずしもそうとも言えず、いろいろなことが考えられます。
もしかしたら、よく言われるように
先行ののフライで魚の活性が上がり、
次に流れてきたフライをくわえたという見方もできます。
その場合、逆のパターンでも釣れた可能性があります。
つまり、あまり沈まないラインで先行した場合には
それを魚は咥えず、
そのあとに流れてくる、もう少し沈みの早いラインに
ついているフライを咥えたのかもしれません。
いずれにせよ、複数の人数で同じランを釣り下る場合は、
それぞれが少しづつ違うアプローチを試すのが、
効率の良い方法ではないかと思います。
それは時にキャストする距離かもしれませんし、
今回のようにラインのシンクレートを変える、
あるいはフライのサイズやカラーを変えるなどでも
いいかもしれません。
その方がより早く、効率的に正解の1つを導き出すことができると思います。
もちろん正解は1つではないでしょう。
ただ、運良く釣れた時は、それが
その時の正解の1つであることは間違いありません。
そして、それ以降の釣りはそのパターンを参考に
組み立てていくと、安定した釣果につながるのではないでしょうか?
それはともかく。
解禁に釣れなくて悔しかったから…
というわけでもないのですが、
いろいろあって、翌週も出かけてしまいました。
この日も朝から山本さんと一緒に釣りをさせていただくことに…。
それから、今回はスポーツフィッシングをはじめ
様々なアウトドアスポーツのプロフェッショナルの意見をもとに、
それぞれの人が本当に欲しいものを、
熟練の職人の手で、高品質の製品を作っている
国産アウトドアブランド「ネルエピック」の
Mさんと、
アンバサダーのSさんも同行していただいて、
にぎやかで楽しい釣りになりました。
解禁よりもさらに下がった水位のためか、
午前中は魚の反応もなく、昼食をとることに…。
魚は釣れてはいないが、会話も弾み
楽しいひと時。
それでも、せっかく来たのだからと、
気を引き締めなおし、午後の部スタート。
とりあえずランの一番頭の部分から釣り下っていき、
そろそろいい感じの場所に差し掛かったところで、
「コツコッ」と、かすかな感触があり、
「ん?」と思いながら、軽くツイッチで誘ってみると、
それが功を奏したのか、いい感じでラインが引き込まれる。
そこで、先週失敗した”例の”フッキングを試してみると…
今度はしっかりフッキング!
無事取り込むことができました。
丸々とした見事な魚体の本流イワナ!
おかげさまで、先週の”雪辱”を晴らすことができました(*ノωノ)。
ご参考までに、今回ぼくが使用したタックルを
ご紹介させていただきます。
9月に開催予定のスクール、2日8日の飛騨源流のドライフライフィッシングに続いて15、23日に天竜川でのスペイフィッシングを行います。
2日の飛騨スクールは定員に達し、あとはキャンセル待ちでの受付となりますが、8日の飛騨とこの天龍川についてはまだ空きがあります。