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フライロッド、ティップ折れ修理


先端5センチほどの部分で折れてしまったロッドの修理です。

今回のような場所で折れた場合、折れた個所にトップガイドを取り付ける修理が
最もよくとられる方法で、それが一番安上がりで容易な方法です。

ただその場合、やはりアクションが少し変わってしまう欠点があります。

どうしても少し硬い感じになってしまうのです。

ロッドによってはその方がむしろ良いアクションになると思えることもあるのですが、
この方の場合、元のアクションがお気に入りとのことだったので、
できるだけ元のアクションを損なわないように、折れた部分を繋ぐことにしました。

このようにごく細い部分を繋ぐ場合、良くとられる方法は
できるだけ折れた部分の内径に近い太さのピアノ線などを入れて接着、
上からカーボン繊維やスレッドで補強するというのもです。

ですが、うちではもう少し違う方法で修理します。

ソリッドのカーボンロッドを適した長さにカットし、
それを旋盤に取り付け、回しながら折れたロッドの内径に
ピッタリ合うように削り出します。

そのように加工したソリッドカーボンを挿入して接着。

そしてその上にカーボン繊維を巻き補強します。

出来上がりはこのような感じです。

あなたもお気に入りのロッドが折れてしまった。

でももう廃盤で、メーカー修理もできない。

そんなロッドがあれば一度ご相談ください。

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