コントロールキャスト
FFIのCI(キャスティングインストラクター)の15個あるキャスティング・デモンストレーションに関するパフォーマンステストのうち、タスク1~3はループコントロールに関するものです。
タスク1はタイトループの実演、タスク2はワイドループ、タスク3はテーリングループです。
先ずは本題に入る前に、このタスクのダイジェスト動画をご覧ください。
FFIのCI(キャスティングインストラクター)の15個あるキャスティング・デモンストレーションに関するパフォーマンステストのうち、タスク1~3はループコントロールに関するものです。
タスク1はタイトループの実演、タスク2はワイドループ、タスク3はテーリングループです。
先ずは本題に入る前に、このタスクのダイジェスト動画をご覧ください。
私が所属する米国のフライフィッシングの世界的な協会であるFFI(Fly Fishers International)では、1992年フライキャスティング・インストラクターの知識と熟練度、ティーチング能力を全体的に強化するためにCICP( Casting Instructor Certification Program)というものを立ち上げました。そして世界的に共通の一般的に認知されたフライキャスティングの用語や力学を構築することを、その第2の目標としました。
そのFFIのCICPが行うインストラクター認定試験は3つのカテゴリーに分かれており、最もベーシックで最初にパスする必要がある試験がCI( Casting Instructor)の試験です。それの上位にあるのがMCI(Master Casting Instructor)で、生徒にキャスティングを教えるのはもちろん、インストラクターになろうという人やインストラクターの指導なども行います。またMCIを目指すCIの教えることもあります。これはCIをパスしないと受験することができません。それとは独立してTHCI( Two Hand Casting Instructor)がありますが、知識のベースとなるのがやはりCIなので、まずはこのCIの試験をパスしてから受験することになります。
それぞれの試験については、下のリンクからご覧いただけます。
FFIが定めるキャスティングインストラクターになるには以下の項目をクリアする必要があります。
・事前にFFI会員になること。会員になるにはこちらをクリックしてください。
・CI試験のワークショップに参加すること(これは多くの場合、試験当日に行われます)
・筆記試験とパフォーマンステスト両方に合格すること
以上3点です。
上記のうちのパフォーマンステストの内容と心得をPDFで載せておきます。
CIのパーフォーマンステストは22個のタスクがあり、そのうち1~15まではキャスティングデモンストレーションのタスク、残りの16~22はティーチングに関するテストです。ここでは、そのパフォーマンステストのうちのキャスティングデモンストレーションについての15のタスクを画像などを用いて解説していきます。
試験に合格するにはこの15個のキャスティングデモンストレーションについてのタスクのうち、最低でも13個はパスしなくてはなりません(残りのティーチングのタスクは全てパスする必要があります)。
下にキャスティングデモンストレーションに関するパフォーマンステストの概略をご紹介します。また、各セクションの詳細を動画や画像など使いご説明していますので、それぞれのセクションの表題をクリックしてご覧ください。
タスク1~3までは、ループコントロールの能力を試されます。
各タスクの内容は、タスク1:タイトループ、タスク2:ワイドループ、タスク3:テーリングループについての実演です。
タスク4~8は、ラインコントロールについての試験です。
その内容はタスク4:左へのリーチキャスト、タスク5:右へのリーチキャスト、タスク6:サイドキャスト(キャスティングプレーンの変化)、タスク7:スラックライン・プレゼンテーション、タスク8:テンポの変化についての実演です。
タスク9~11はロールキャストに関するタスク。
タスク9:ナローループとワイドループの投げ分け、タスク10:オフショルダー・キャスト、タスク11:ロールキャストピックアップの実演です。
タスク12~13はアキュラシーキャスト。つまり的当てのテストで、タスク12は利き手側、タスク13はオフショルダーでのキャストになります。
タスク14と15についてはディスタンスキャストについてです。ここまでのテストは全てホール禁止ですが、この2つのタスクはホールが必須になります。
タスク14はそのままズバリ、ダブルホール、タスク15はディスタンスキャストです。