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スウィッチキャスト(Switch Cast)


スウィッチキャスト

ロールキャストに次いでスペイキャストの基本となるキャスト方法です。

ロールキャスト同様、最初にセットしたラインと同じ方向に投げ返すスペイキャストです。

やり方

スウィッチキャストのやり方を簡単な大きな流れでご説明します。

まず初めに流れを利用するか、ロールキャストでラインを真っ直ぐ水面に伸ばしておき、ロッドはそのラインの方向を向き、ティップを低く水面近くに構えます。

イニシャルリフト

スタートの位置から、ロッドティップが真っ直ぐ上に上がるように、ロッドをゆっくりと持ち上げます。

バックキャスト

時計の文字盤で10時ぐらいまで持ち上げたら、そのまま動きを止めないように注意しながら、ロッドティップで赤い矢印のような中央が下に凹んで両端が少し持ち上がっている選を描くようにバックキャストを行います。途中でラインがたるまないように気を付けてください。このリフトの頂点は慣れてきたら情況に合わせて様々に調整することになりますが、まずは10時ぐらいで基本の”コツ”をつかんでください。

この時の要領は、オーバーヘッドキャストでラインを水面からピックアップする時のように、スムーズに加速しながら、ラインにかかる水面の抵抗を利用しロッドを曲げていきます。ストロークの最期でその曲がったロッドが復元する力で水面のラインは空中へ引き抜かれ後ろへ勢いよく飛んでいきます。この時オーバーヘッドキャストと違う点は、オーバーヘッドの時よりもやや力をセーブすることと、オーバーヘッドではロッドをほぼ真っ直ぐ立てて、ロッドティップが常に上へ向かうのに対して、このキャストではロッドは横にスウィングしながら、矢印の軌道を描く点です。

上手くいけばラインは静かに水面から引き抜かれ、後ろに大きなループを形成して飛んでいきます。

この時ラインの先端部分はほぼ真っ直キャスト方向を向いた形で水面近くを低い軌道で飛んできます。

その真っ直ぐの形で、低く飛んできたライン先端部分はキャスターの少し前から横あたりに、静かに着水します。

これが、アンカーとかスティック、グリップなどと呼ばれるもので、スペイキャストとそのバリエーションとなるキャストにたいへん重要なものとなります。

フォワードキャスト

アンカーがセットされると同時にフォワードキャストをスタートします。やはりスムーズに加速して10時ぐらいの位置でロッドを止めます。このストップの位置は厳密に10時ではなくても構いません。適切なストップの位置はラインの長さや重さ、ロッドのアクションなどにより少しづつ変わります。

ループはオーバーヘッドと同じ形で空中をタイトループを描き飛んでいきます。

ラインの落下に合わせてロッドを下ろしていき、元の位置に戻します。

このキャストの大きな流れはこんな感じになります。

このキャストも、その他の多数あるスペイキャストのバリエーションも、またロールキャストも、安全のため風の方向に合わせて常に風下でロッドを振るようにします。そのため全てのキャストは左右どちら側でもキャストできるように、苦手なサイドがないようにしておく必要があります。さもないと、釣りができる場所が大きく限定されてしまうことになります。

そんな左右の投げ分けの例を動画でご覧ください。

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ロールキャスト


ロールキャスト


皆さんご存知のように、ロールキャストは数あるフライキャスティングの内で、最もバックスペースを必要としない投げ方の一つです。

また、このキャストは他にもいろいろ実際の釣りで役立つ”機能”がたくさんあります。

水中深く沈んだシンクティップやフライを水面まで持ち上げて、ピックアップをしやすくしたり、

岩などに引っかかってしまったフライを外したりなどなど…。

その他に忘れてはいけないものに、水面にできたラインのスラックを取り除くという、たいへん重要な役割もあります。

他のほとんどのキャストは、先ずロールキャストでこのスラックを取ることから始めますので、このキャストを習得しておかないと、このあとが続かないのです。

やり方

先ず、リールからロッドの3倍程度のラインを引き出します。そのラインが全てロッドティップから出ていない場合は、ロッドティップから出ているラインの先端部分を水に付けた状態でロッドを左右に振りながら、ラインがガイドを滑りながら出ていかせます。川など水の流れがある場所でしたら、ラインが全て流れ下るまで待てばよいのですが、止水の場合はそのままスラックができたままのラインを水面に浮かせておきます。

それから、ロッドを低くティップが水面近くに、ラインが真っ直ぐ伸びている場合はその方向を、スラックがある場合はキャスト方向へ向けて構えます。

そこからゆっくりロッドを後ろへスライドしていき、体の横を通り過ぎるあたりからティップを持ち上げ、時計の文字盤で1時ぐらいの位置で構えます。この間ラインはゆっくり水面を引きずられるように手前に近づいてきます。最初にラインにスラックが入っている場合は、この時にラインのスラックがほどけていきます。この動きはゆっくりと、ラインを引きずるようにしてください。決して後ろへ投げようとしないでください。

この位置でロッドを構えているとラインはさらに手前に引きずれてきて、ベリー部分はロッドティップから垂れ下がってきます。

ラインが引きずられてくるのにしたがってラインが水面から空中へ離れる点(ポイントP)がだんだん近づいてきます。その位置が自分のすぐ前から横の辺りに来たら、フォワードキャストを開始します。

スタートはゆっくり、スムーズに加速。ロッドが10時ごろの位置で急激にストップします。

ラインは空中にループを描き、飛んで行きます。

ループがほどけ、ラインが水面へと落下するのに合わせてロッドを元の位置に戻します。

後ろから見た動画はこちら

 

フォワードキャストの時、アンカーの少し内側をアンカーのラインと平行にキャストするようにします。

ラインにスラックがある場合のキャストはこのようになります。

この時の仕様タックル

Rod: O-REX Master Spey Caliburn 13’6″ #7/8/9

Line: NextCast FallFavorite 55 #7/8

 

 

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CND Rod Built by H.Okada


コアなスペイ・ファンに人気の高いCNDロッドですが、最近素材を高弾性、高強度という相反する性質を持ったグラファイトに変更、独自のコンストラクションで、ほぼすべてのモデルを一新。

私も一部のモデルを試させていただいたのですが、私がプロディースするO-REXとは違うアクションながら、たいへんすっきりとした気持ちの良いアクションに仕上がっていました。ロッドのベンドはトラディショナルな、所謂トゥルー・スペイ・アクションを踏襲しながら、最新の素材と工法を取り入れることにより、近代的なロッドのフィーリングを併せ持っています。

また、ユニークなスペックのシングルハンドロッドなども発売予定(なんと、10’9” #2/3/4や10’11” #3/4/5等!!)で、そちらもたいへん魅力的です。

そんな、新生CNDのブランクを使って、私岡田がO-REXとH.Okadaロッドの製造で培ったノウ・ハウを駆使して組み上げたロッドを販売させていただきます。

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基本の仕様などの詳細は追ってホームページにアップさせていただきます。

また、お客様独自のカスタムも同時に承りますので、お気軽にお尋ねください。

グリップの形状や素材の変更、スレッドカラーや飾り、あるいはブランクのカラー変更なども承ります。

乞う、ご期待です!!

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