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【わかりやすい】フライキャスティングの動画をアップしました。


YouTubeに動画をアップ

フライキャスティングを基礎から解説する動画を
YouTubeにアップしました。

今回からしばらくの間、【基礎から始めるフライキャスティング】
と題したシリーズを展開していきます。

シリーズ第1弾はロールキャスト

その、シリーズの第1回目はロールキャスト。

初心者がフライキャスティングを習うときに、
まず最初に教わることが多い、
最も基本となるキャスティングです。

今回の動画では

●ロールキャストを最初に教わる理由

●実際の釣りでのロールキャスト利用法

●実際のロールキャストの流れ

●ロールキャストをする場合の注意点

●効果的な練習方法

といったことを主に説明しています。

初心者にもわかりやすく解説

このシリーズの動画では、
初心者にもできるだけわかりやすいように
配慮しました。

そのため、
わかりづらい専門用語はできるだけ使わないようにしました。
それが必要な場合は、
その言葉の意味を説明してから使っています。

また、ドローンを使用して
横からではわかりづらいシーンを
上から撮ることにより
分かりやすくすることにも努めました。

エキスパートも満足の内容

表現は初心者の方が理解しやすいようにしていますが、

内容はエキスパートが見ても
満足いただけるものになっていると思います。

シリーズ今後の予定

この、【基礎から始めるフライキャスティング】シリーズは
今後大枠では以下のような内容で
お届けしていく予定です。

●ピックアップ・レイダウン

●フォールスキャスト

●ループコントロール

●ロングキャスト

●ホール

途中、必要とあれば補足的な動画を
はさむかもしれません。

きっと満足いただけるシリーズになると思います。

お見逃し無いよう、チャンネル登録お願いします!

また、ご意見ご希望などありましたら、
コメントいただけたら、
できるだけお返事しますし、
今後の参考にさせていただきますので、
よろしくお願いします!

この動画での使用タックル

参考までに…

この動画で使用しているタックルの情報も少し…

ロッド:プロトタイプ 9’ #7

ライン:バリスティック プロパフォーマンスライン #7

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フライキャスティングレッスン

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クロダイのサイトフィッシング用にSUPを導入【必要な装備や使い方を考えてみた】


あまり一般的にはなじみがないことのようですが…

たくさんのクロダイが
驚くほどの浅瀬、
多くはひざより浅い水深、
くるぶし程度などということも良くあります。

そんなところで、
時にしっぽや背びれを見せながら、
無我夢中でエサをとる光景が
よく見られるということは、

ソルト・ウォーター・フライフィッシャーなら
もう”常識”とも言えることです。

それも、1匹2匹などというのではなく、
時に何十、何百という数が
大挙しておしよせ、
あたりいちめんクロダイだらけ…
なんてことも稀じゃありません。

そんな浅瀬が目の前に見えているのに、
手前に航路などの深場があり、
どうしても渡れない。

そんな場所は。あちらこちらに
けっこうあります。
いや、むしろ岸から簡単にアクセスできる場所よりも、
そんな場所のほうが多いものです。

そして、岸からつながっている浅瀬は
釣り人以外にも、
水辺で遊ぶ人たちも多く訪れ、
どうしても人的な影響が大きく、
魚が寄ってこなかったり、
きても、ナーバスになっていることも多いのですが、

岸から少し離れた浅瀬は
そんな影響も少なく、
釣りもしやすいものです。

そんな、目前の浅瀬に渡るのに、
何かよい方法ないものかと、
つねづね思っていました。

釣り用にはインフレータブルのタイプが何といってもお勧め!

カヌーを使うことも考えたのですが、
釣り場への運搬もたいへんそうだし、
ふだんの置き場にも困りそう。

折りたためる
ファールド・ボートでも
なかなか組み立てや
あとかたずけに骨が折れそうだし…

そこで思いついたのが
SUPを使うことでした。

それも、
空気で膨らます、
インフレータブルのタイプです。

SUPとは、
Stand Up Paddle boardの略で、
サーフボードのような板の上に立って
パドルで漕ぐ、
ハワイ発祥のスポーツです。

そんなことは知ってるって?
そうでしょうが、
ご存じない方のために、
念のため、
蛇足ながら説明してみました。( ´艸`)

このSUPにはサーフボードのように
フォーム材などをベースに使用した
ハード・タイプと、
ゴムボートのように空気で膨らます
インフレータブルのタイプがあるのですが、

釣りで使う、
特にボクのように、
チョット先の浅瀬に渡ることだけを
目的とした場合、
断然持ち運びに便利で、
普段の置き場所にも困らない
インフレータブルのタイプが良いと思います。

本体、パドル、ポンプなどすべてまとめて このバックパックに入ります。

 

また、インフレータブルのタイプのほうが、
ハード・タイプよりも浮力が高いのも
釣りで使うには適しているといえるでしょう。

じっさい、
この、インフレータブルSUPを
釣りに使っている方は結構いるようで、

中にはサーフィンをするような
サーフから沖に漕ぎ出して
アオモノを釣られている猛者もいるようです。

そんな”ハード・コア”な使い方
にも憧れてしまいますが…
SUP初心者のボクは
遭難しても何なので、
とりあえずは
浅瀬への移動手段として使うに
とどめておきたいと思います。( ´艸`)

…ともあれ、
クロダイのサイトフィッシングにおける、
SUPの
”無限の”可能性に取りつかれるように…

…買ってしまいました(‘◇’)ゞ。

釣りに向いたSUPをいくつか選んでみた

釣りに使うという視点で
前回の記事内でも
2つほどピックアップしましたので
ご参考にしてください。

*写真をクリックしていただければ
詳細を見ていただくことが
できます。

ほかにもいろいろあり、
迷ってしまうところですが、
最終的に
僕が選んだのはこちら

Freein Sup

 

取り外し可能な
カヤックシートが付属していたので、
便利かな?
と思って、
これにしましたが、
実際に使ってみると、
今のところ、
無くても良かったかも?
この位置にクーラーを固定して、
必要なら、
その上に座れば良いし…。

なにぶん、
SUPを使うのは初めてなので、
これが良いのかどうか、
よくわかりませんが、
今のところ、特に不満はありません。

特にDリングが多めについているのは、
いろいろなものを
括りつけてられ、便利です。

DOD(ディーオーディー) スタンドアップパドルボードロング 【2人乗SUP】

B01GFWGGWM

 

これなんかも気になりました。
2人乗りだということで、
幅が少し広め。
より安定しているのではないかと思います。

その他の装備

 

SUP本体のほかに
必要なものや、
あると便利だと思うものを
いくつか挙げておきます。

オール

当たり前のことですが、
本体のほかに、
漕ぐためのオールは
無くてはならないものの一つです。

ご紹介したSUPには
セットになっているので、
新たにそろえる必要なありませんが、
もしなければ、
用意する必要がありますので、
いくつかご紹介しておきます。

オールの素材としては
アルミ、グラスファイバー、グラファイトファイバー
が主に使われていますが、
アルミが最も安価で、グラスファイバー、グラファイトファイバーと
つづきます。
グラファイト製のオールは
価格は少し高めですが、
軽く、さびないのが魅力です。
グラスファイバー製は、
価格、重量とも
中間的なものとなっています

アルミ製パドル

B08F7X2FRD

グラスファイバー製パドル

B07PV9129P

グラファイト製パドル

B01BZPVRL4

リーシュコード

SUP本体と自分の体を結び付けておく
コードです。

もしも、落水したときなどに
ボードが離れてしまわないように
するため、
これも必須アイテムです。

これも、ご紹介したものには
セットになってるものが多いので、
新たに買いそろえる必要は
ないでしょうが、
念のためご紹介しておきます。

これにはストレートのものと、
コイル状のものがありますが、
コイル状のものは、
コンパクトにまとまり、
必要以上に垂れ下がることが
ありませんが、

ボードが離れた後、
スプリングのように
伸び縮みするため、
いきよいよく
跳ね返ってくることがあるので、
注意が必要です。

また、フライラインに絡みやすい
という欠点もありますので、
そのあたりを考慮して選ばれるとよいでしょう。

ストレートタイプ

B072KQJZ65

コイルタイプ

B01LZI9ITF

パドル・リーシュ

万が一、
パドルが流されてしまうと、
困ったことになるので、
パドルとボードも、
このようなコードでつないでおくと安心です。

このコードはいくつか持っておき、
流されては困るものは
片端から
つないでおくとよいでしょう。

B08FC9DPXL

浮力体

SUPには落水のリスクはつきものです。
ですから、危険回避のために、
ライフジャケットやそのた、
何らかの浮力体は必ず着用してください。

RESTUBE

かさばらず、
動きを邪魔しないため、
SUPをはじめ、
いろいろなマリンスポーツで
定番ともいえる浮力体です。

レスチューブ・クラッシック

レスチューブ・スポーツ

*注意
これはいわゆるライフジャケットではありません。
また、遊泳補助具でもありません。
泳げる、10歳以上の方対象の商品です。

夏場は多少暑かったり、
動きを邪魔する欠点はありますが、
より安全性を考慮すると
本格的なライフジャケットがお勧めです。

下の写真は
最も一般的なタイプの
ライフジャケット

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 救命胴衣 ライフジャケット 国土交通省型式承認 桜マーク タイプD Mサイズ ネイビー×ホワイト HULA US-3002B07VL3F7CV

 

こちらは自動膨張式の

ライフジャケットで、
首から下げるタイプですが、

B017JIKOHY

腰に巻くタイプもあります。

B07P9NZZBW


アンカー

アンカーなどもあると便利ですね。

B08DG21QL8

このような小型の折り畳み
アンカーも良いのでしょうが、
ネガカリするとたいへんだし…

それよりも、
下のようなパラシュートアンカーが役に立ちます。

B07V2MF54K

 

インフレータブルのSUPは
たいへん浮力が高く、
そうとうな浅瀬でも、
海底にさわることなく、
引いてくることができます。

浅瀬を歩いて魚を探すときには
ボートだと、
一旦アンカリングしてから、
そこにおいて釣りをすることになりますが、

SUPだと、
そこにおいておくこともできますが、
ボードを引きながら、
ボードとともに移動することもできます。
それだと、
そこからすぐに乗って
ポイント移動することができ、
大変効率的です。

また、ボードの上に立つと
目線が高くなり、
魚を探すのにも役立ちます。
ボードの上に立ち、
ゆっくりと漕ぎながら
魚を探し、
見つけたらすぐに下り、
場合によっては、
そのままボードの上から
キャスト良いのです。

偏光フィルターを使っていないので、わかりづらいのですが、偏光レンズを通してみたら、かなり見やすいです。


しかし、
ボードに乗って魚を探す場合、
風があると、
それに流されて、
必要以上にスピードが速くなってしまいます。

そんな時に
これを使うと、
ほどよい抵抗になり、
スピードをおさえてくれます。

また、これを使うと
ボードの姿勢が安定するので、
ボードの上から
キャストする場合などにも
たいへん重宝します。

電動ポンプ

通常、
手押しのポンプは付属しているので、
それを使って
簡単に空気を入れられますが、
夏の暑い盛りなどでは
結構汗をかきます(‘◇’)ゞ

なので、このような電動ポンプがあると
便利ですね。

B07HJ5WKJL

 

 

 

 

日焼け止めクリーム

SUPに限らず、水辺のスポーツでは日焼けがつきもの。
しっかしとした対策が必要です。
さもないと、日焼けが痛いということだけでなく、
皮膚がんのリスクも高まってしまいます。

お勧めの日焼け止めクリームはこちら

サプリメント

SUPに乗るということは、
見た目以上に運動量があります。
パドルで漕ぐ動作もそうですが、
揺れるボードの上でバランスを取り続けているので、
体幹を整えるためにインナーマッスルも結構働いているようで、
翌日以降はけっこう筋肉痛だったりします。

そんな時に役に立つサプリがありました!

カツオが持つカツオエキスを使用したもので、
その名も【カツサプ】。

カツオといえば、その持久力と筋力は釣り師ならば
ご承知の通り。

多くのアスリートにも使用されており、
筋疲労の軽減だけでなく、
パフォーマンスの向上も確認されています。

あらゆる運動に効果が実証されている
運動補助食品です。

欠点と注意すべき点

インフレターブルSUPを
釣りに使用する場合の欠点と
注意点をまとめてみました。

1.ボートほどには安定していない

SUPはその上に立って漕げるように
デザインされているので、
それなりに安定はしています。

でも、
やはりボートほどには安定していません。

私も最初にのったとき、
すぐに立とうとしたのですが、
上にのると
フィンがそこに触るほど浅かったためもあり、
グラグラと揺れ、
ひっくり返りそうになりました(;’∀’)

慌てて座り、
それからその日
しばらくは立つことはあきらめて
座って漕いでいました( ´艸`)。

とてもこの上に立って、
しかもそれを漕ぐなんてことは
できる気がしませんでした。

…しばらくして、
慣れてきたら、
立って漕げるようにはなりましたが…( ´艸`)

風が強くなってきたり、
潮流がフクザツで
バランスがとりずらい状況になったら
ためらわず、姿勢を低くしてください。

安定して、しかも
漕ぐ力も強い方法は
膝で立って漕ぐことです。

そして、
落水のリスクは常にあることは
頭に入れておいてください。

濡れても構わないカッコウで、
ライフジャケットなどの
フローティングディバイスは
必ず着用してください。

2.キズに注意

あたりまえのことですが、
インフレータブルSUPは、
PVCのシェルでできた本体の中に
空気を入れて浮かぶように作られた、
浮袋のようなものです。

浮袋よりは
ずっと剛性が高く作られてはいますが…。

ともかく、そのシェルにキズがついて
空気がもれたら
致命的です。

くれぐれもフックや
カキがら、ガラス片やそのた、
そういったものでキズがつかないよう、
気を付けてください。

フックが刺さった程度の
小さなキズなら
すぐに内部の空気が抜けきって
浮いていられない
という状態にはならず、
しばらくは浮いていられるので、
キズが付いたとわかったら
すぐに帰還してください。

3.風や波、潮流の影響を受けやすい

インフレータブルSUPは
たいへん軽く、
そのため浮力が高いため、

ひざ下ほどの
ひじょうに浅い場所でも進んでいけます。

そして、
無風、あるいはそれに近い状況では
軽く漕いだだけでも進んでくれます。

しかし、
それだけに
風に流されやすく、

気を付けないと、
どんどん流されてしまい、
戻ってこられない
なんてことも
おこりえます。

また、波や潮流の影響も受けやすく、
速い流れに乗ってしまい、
帰還できないほど
遠くに流されてしまわないように、
また、流れがフクザツに
絡み合っているような場所では、
不安定にもなりやすいものです。

天気予報や、
状況の変化には
常に気を付け、
少しでも不安な要素があれば、
ただちに帰還、
あるいは中止するようにしましょう。

このように
SUPは使い方を間違わなければ
クロダイのサイトフィッシングにも
たいへん有用で便利、
そして楽しいツールですが、
危険も伴います。

先ずは各地で行われている
スクールなどに参加して、
基本的な操作や注意点などを
身に着けてから
はじめることを
強くお勧めします。

まとめ

ここまでのことを
かんたんに
まとめてみます。

岸からアクセスできない
浅瀬でのクロダイ・サイトフィッシングには
インフレータブルSUPがお勧めです。

そのわけは、

1.持ち運び、エントリーが手軽

インフレータブルSUPは
たいへんコンパクトに収納できます。
ですから、
簡単に車に収納でき、
持ち運びが楽にできます。

また、保管にも
大きな場所を必要としません。

そして、10㎏にも満たないほど
軽いため、
一人でも簡単に持ち上げられ、
エントリーする場所も
ひかく的選びません。

本格的なボートでしたら、
それなりのスロープが必要になりますし、
カヤックなどの軽いものでも、
チョットしたギャップなどがあったら
なかなかにたいへんです。

2.ひじょうに浅い場所でも入っていける

インフレータブルSUPはひざ下ほどの
水深があれば、乗ったままでも
入っていけます。

下りればさらに浅くても大丈夫。
底にあるフィンを取ってしまえば
―――多くの場合このフィンは簡単に取り外しできます―――
くるぶしほどの水深でも大丈夫です。

ただし、乗って進むときには
このフィンはまた取り付けてください。
このフィンがなければ
ボードは漕いでも前に進んでくれません。
(筆者体験済み( ´艸`))

3.魚を発見しやすい

ボードの上に立つと
目線が高くなるため、
底の状態がたいへん見やすくなります。
したがって、
魚の発見もしやすく、
短時間で
効率よく
浅瀬の魚を発見したいときにも
役立ってくれます。

4.落水のリスクは常にある

SUPは、カンタンに言ってしまえば、
薄く細長い板の上に
乗るというスポーツです。

ですから、
ボートなどに比べると
不安定なものです。

落水のリスクは
常にあることを忘れないでください。

濡れても構わない服装で
フローティングディバイスの
着用を忘れないで。

5.SUPをキズつけないように

インフレータブルSUPは
キズにはたいへん弱いものです。
一旦キズが付くと
そこから空気が漏れだし、
浮力が低下します。

釣り針で空いた穴程度では
すぐには
浮いていられないほどには
ならないので、
キズに気が付いたら
ただちに帰還してください。

6.風や潮流の変化には気を付けて

インフレータブルSUPは
たいへん軽くできているため、
風や潮流に影響されやすいものです。

天気予報や状況の変化には
常に気を配り、
少しでも危険を感じたら
ただちに帰還するようにしてください。

7.スクールなどに参加

先ずは安全が第一です。

近くで開催されるSUPのスクールなどに参加して、
基本的な操作や
注意点などを
しっかり身に着けられることをお勧めします。

インフレータブルSUPを
クロダイのサイトフィッシングに使うということについて、
思いつくままに書いてみました。

…とはいっても
私もSUPは
超初心者。

なので、
その道のエキスパートの方たちからみたら、
トンチンカンなことを
書いているかもしれません。

もし何かご意見などありましたら、
ぜひお知らせください。

今後また、気が付いたことなどがあったら
随時書いていこうと思います。

その他、クロダイサイトフィッシングにお勧めのアイテム

パタゴニア公式サイト サン・マスク

パタゴニア公式サイト メンズ・トロピック・コンフォート・フーディii

Liquid Crystal(リキッド・クリスタル)フラットテーパー・フライライン

 

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とにかく良く釣れる、ユーロ・ニンフィングの基本


ユーロ・ニンフィングとは

ユーロ・ニンフィング、ユーロスタイル・ニンフィングとは、
フライフィッシングの競技の中から
ヨーロッパで生まれ、各地で発展してきた
比較的新しいスタイルのニンフィングのテクニックで、
モダン・ニンフィングなどとも呼ばれています。

その発祥はポーランドだとされており、
その後、チェコ、スペイン、フランス等、
ヨーロッパ各地でそれぞれのバリエーションが
発展してきました。

そして、現在は北米でも
その効果が認められ、
爆発的ともいえる広がりを見せています。

日本では、ごくわずかな
”マニア”の方たちが
ひそかに、その絶大な効果を享受してきましたが、

そろそろ本格的に
広まる気配が高まってきました。

もちろん、
美しいループで
華麗にキャスティングをし、
遠くの魚を釣るという
フライフィッシングのだいご味は
なにものにも代えがたいもので、
この釣り方は
それとは程遠いイメージの
ものではあります。

「これをフライフィッシングといって良いのか?」
という意見もあることも
承知しています。

しかし、ぼく個人としては、
新しいフライフィッシングの形として
これもありではないかと思っています。

むしろ先ずは試してみて、
そのうえで自分に合っているかどうか
の判断をされることをお勧めします。

とにかく良く釣れる方法なので、
乱獲禁止!
釣れた魚は全部持って帰るという人は
(フライフィッシングをしている方で
そのような嗜好の人は、
もういないと思ますが…)
ぜひやらないでいただきたい。

また、これからフライフィッシングを始めようという方も、
これがフライフィッシングのすべてだ
と思われてしまうのも
ちょっと悲しいので、
お勧めはしません。

ある程度以上
フライフィッシングの経験を積まれた方が、
それまでやっていたのとは別の、
新しいレパートリーとして
はじめていただけると
良いと思います。

ユーロ・ニンフィングの概要

ユーロニンフィングは
上でも触れたように、
フライフィッシングの競技から
生まれた釣り方です。

そのため、
魚を釣るということにかけては
きわめて効率的で、効果的。
特にある程度流れのある川で、

キャストの距離は短いので、
ポイントに近づけるような釣り場では
”爆発的”とも言える
釣果が期待できます。

ユーロニンフのタックル

現在、ユーロニンフィング用のタックルは
メーカー各社により、
いろいろな便利なものが
発売されています。

以下に、
そんなユーロニンフィング用のタックル
をご紹介しながら、
基本的なシステムをご紹介します。

ロッド

ユーロニンフィング用のロッドは
10ft以上のものが多く、
ラインウェイトは#2~#4程度と
ライトなものが
標準です。

この釣り方は、
キャスト後ただちに
腕を高く上げ、
フライを流している間、
その状態をキープします。

そのため、
腕が疲れないように
ロッドはその長さにもかかわらず、
たいへん軽くつくられています。

小さな川では9ft程度の長さでも
釣りは可能ですが、
探れる範囲が限定されてしまいます。

ユーロニンフィングを
本格的に始めようかどうか
迷われているのでしたら、
先ずはお手持ちの
9ft程度の、
できるだけ軽いラインウェイトのロッドを使って
小さめの川で試してみてみるのがよいでしょう。
そして、その効果に納得ができたら、
それ用のものを手に入れて、
はじめるのが良いでしょう。

ロッドは高価なものもありますが、
比較的安価で
しかも使いやすいものもあります。

いくつかご紹介しておきますので、
ご参考にしてください。

多くの競技者の意見が集約され作られており、
ひじょうに人気の高いロッドです。
10’6”という長さながら、
たいへん軽くできており、
1日中腕を高く持ち上げて釣りをしても
疲れることがありません。

ぼくも愛用しているものです。

 

ライン

ラインは
通常の、ウェイトフォワードや
ダブルテーパーの、
ロッドの指定番手のものを
使ってもよいのですが、

より本格的にやられるのなら、
専用のラインを使うと、
良いでしょう。

ユーロニンフィング用のラインは
たいへん細く、軽く作られており、
そのため、
ひじょうに敏感で、
わずかなストライクも見逃しません。

ユーロ・ニンフィング用の
ラインも以下にご紹介します。

コートランド・コンペティション・モノコア
コートランド・コンペティション・ブレイドコア

ラインは上記のようなユーロニンフィング専用のラインもありますが、
最近では通常のラインの先端に取り付けて、
素早く状況に合わせてリグを変更できる、
短いラインとリーダーのキットも登場しています。

リグ

リーダーやインジケーター、
その他のリグは
使う人により、
多少の違いはありますが、
基本的なシステムをご紹介します。

この釣り方は、
フライフィッシングの競技から生まれた
ということを書きました。

その競技のルールに
リーダーにフライを沈めたり、
浮かせたりするものをつけてはいけない
という項目があります。

そのため、リーダーに
スプリットショットや
かさばるインジケーター
などといった
”余分なもの”がついていない
きわめてシンプルなものとなっています。

そして、このことが
この釣りをきわめて効率的なものとしています。

リーダーやインジケーター、その他
細かい部分は人により
様々な違いはありますが、
基本的なシステムをご紹介します。

リグの一例を簡単な図にしておきます。
(へたな絵、文字ですいません<m(__)m>)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 43f08c0b8de8a7c50e53685ff1b390a4.jpg

リーダー

リーダーは
ノンテーパーのナイロンラインを使う人もいますし、
テーパーリーダーを使う人もいます
テーパーリーダーでも
ノットレス、ノッテッド様々なバリエーションがあります。

長さは10ft前後で使うことが多いようです。

インジケーター

リーダーの先には
フライの位置を確認するのと、
ストライクを取るための、
サイターとよばれる
いわゆるインジケーターが付きます。

多くの場合、オレンジやピンクとイエローといった
2色程度に染色されたナイロンラインやブレイデッドライン
あるいは2色のラインをつないでサイターとして使う人もいます。

ティペットリング

サイターの先には
ティペットリングと呼ばれる
小さな金属製のリングを結びます。
そして、この先にティペットを結びます。

このリングを使用することで、
比較的太いサイターに細いティペットを
結ぶことができるのです。

また、これを使用しないで
ティペットを結ぶと、
ティペットを結びなおすたびに、
少しづつ
サイターが短くなってしまいますので、
それを防ぐことができます。

SA ティペットリング
B07XBV7CS4
リバーピーク ティペットリング
B00TWUF5Y0

ティペット

ティペットは使用するフライのサイズに合わせ、
7x~4x程度が主に使用されます。

フライ

フライは通常2個、
あるいはそれ以上を使い、
一度に異なる水深を釣ります。

フライを素早く沈めるためには、
ショットを使う代わりに
フライにタングステン・ビーズヘッドを使ったり、
内部にレッドワイアを入れたりして、
フライ自体を重くして、
素早く沈むようにしています。
そして根がかりを防ぐために
ジグフックを使うケースもよくあります。

タングステン・丸型(穴は縦スリットタイプ)フライタイイング用ビーズ

タングステン・丸型(穴は縦スリットタイプ)フライタイイング用ビーズ
ジグフックに最適なスリットタイプのビーズヘッドです。

フライの構造はシンプルなものが多く、
このこともフライを素早く沈めることに貢献しています。

その他、あると便利な小物

必須というわけではありませんが、
持っておくと便利な小物を一つご紹介しておきます。

ユーロニンフィングでは、
通常ドロッパ―を使い、
2~3本のフライを使います。
使うティペットも渓流などでは、
7x程度の細いものを使うことも多く、
水深や水流などの変化に合わせて
それを頻繁に結び変える必要があります。

その細いティペットを結ぶのに便利な小物がこちらです。

これの使い方については、
下の動画でも少し説明しています。
(11:30あたりからです)

釣り方

ユーロ・ニンフィングの基本的な釣り方をご紹介します。

キャスティング

通常のフライフィッシングでは、
ラインの重さを利用して
キャストしますが、

この釣り方では、
ラインはほとんどロッドティップから出ていません。
そのため、ラインの重さを使ってキャストすることは
ほぼできません。

では、どうやってキャストするのかというと…

フライの重さを使ってキャストするのです。

フライという小さなおもり
を投げるイメージです。

これは、
フライフィッシングを長くやってきた人ほど
戸惑いが大きく、
慣れるのに
多少時間がかかるかもしれません。

リーダーが絡むなどのトラブルを
回避するために、
フォールスキャストは
極力しないようにします。

慣れないうちは
つい通常のキャスティングをしようとしてしまい、
思う場所にフライが届かなかったり、

複数のフライがつけられた
細いティペットの
絡みに悩まされることでしょう。

釣りをしている時間より、
絡んだティペットをほどいたり、
結びなおしたりしている
時間のほうが長く感じることも
しばしば・・・( ;∀;)

最も基本的で確実、
最初に覚えるべきキャストは
こんな感じです…。

一旦フライを下流に流し切り、
下流に伸び切った
ラインとリーダーを、
そのまま上流へ振り込みます。

フライの流し方

キャストの方向は
上流に向かって行います。

キャスト後は
ただちにロッドを高く持ち上げ、
ラインにたるみができないようにします。

フライを流している間、
目印であるサイターは
水面に接することなく、
常に空中にあります。

そして、リーダーにたるみができないよう、
テンションを保つようにします。

よくある例としては、
フライを沈めようとするあまり、
リーダーをたるませてしまうことがあります。

しかし、それでは
リーダーがたるんでいる間は
フライとのコンタクトがとれておらず、
その間に
仮に魚がフライをくわえたとしても
それに気づくことができません。

それどころか、
根がかりしていることにも気づかず、
投げるたびに根がかりして、
イライラがつのり、
「ロッドを放り投げてやろうか!」
と思った経験がある方も多いはず( ´艸`)。

たしかに、
フライを下流にキャストした場合は
ラインにテンションをかけると
フライはある程度以上沈まなく、
浮いてきてしまう傾向がありますが、

上流へキャストした場合は
テンションをかけていても
フライは沈みます。

そして、そうすることで
途中でフライが
底石などに触れたり、
魚がフライをくわえたりした場合でも
敏感に感じることができます。

ストライクの取り方

ストライク、つまりアタリは
さまざまな形であらわれます。
サイターが横に走ったり、
下に引き込まれたりというのは
かなり分かりやすい例です。

そのほかにも
サイターがわずかに”ためらったり”
場合によっては
よくわからないけど、
何かヘン…といった、
五感以上の第六感的な
違和感で現れる場合もあります。

とにかくそれら、
わずかでも変化を感じたときには
すかさずアワせるようにしてください。

この釣りでは、
理屈以上の何か、
ひじょうに感覚的な要素も
必要となります。

まとめ

ユーロニンフィングは、
特にある程度流れのある川で
ポイントに近づけるような釣り場では特に効果的、
ひじょうに釣れる釣り方です。

それだけに、釣り過ぎには気を付けてください。

それから、
この釣り方は、フライフィッシングとしては
ある種、異質のものです。

ですから、これからフライフィッシングを
はじめてみようという方よりも、
ある程度以上経験を積まれた方が、
それまでやっていたこととは別の、
新しいレパートリーとして
取り入れられることをお勧めします。

ロッドは10ft以上で軽い
専用のものがお勧めですが、
先ずはお手持ちの9ft程度で
軽いラインウェイトもので
試してみるのも良いと思います。

ラインも、
本格的にやるのなら、
専用のものが良いのですが、
これも、先ずは
お手持ちの、フローティングラインで
はじめてみてください。

この釣り方で最も気を付けることは、

フライは上流へキャストし、
キャスト後は直ちに
ラインのたるみをとり、
最後までフライトのコンタクトを保つよう、
テンションをコントロールすること。

サイターにわずかでも
変化を感じたら、
ためらわず合わせること。

常に高い集中が必要です。

…ともあれ、
いろいろ理屈を考えていても
はじまりません。

何か、新しいことをするのは
ワクワクして、
楽しいものです。

先ずは試してみてください。

また、このユーロニンフィングについては、
折を見て、
記事をあげていきたいと思っています。

記事についてのご要望など、
ありましたら、
コメントをいただけたら、
今後の参考にさせていただきたいと思います。
また、私の励みにもなりますので、
よろしかったら、ぜひお願いします!

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