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2014年、スキーナ水系スチールヘッド・フィッシングツアー


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今年もスキーナ水系、ケイラムリバーへのスチールヘッドフィッシングツアーは無事?終了しました。

今年はとにかく天候に悩まされるツアーとなりました。

ずっと干ばつ、渇水気味だと聞いていた当地の情報でしたが、10月に入るなり雨が続くことに…

結果的にほぼ1か月の間時々大雨になりながら降り続くことになってしまいました。

私たちが行ったのは10月の最終週。ガイドシーズンの最後の週でもありました。

その前2週間、私たちもお世話になったトラウト&キングさんから2組のツアーがあったのですが、何れも増水に苦しめられた様子。

私たちもどうなることかと心配しながらも当地へ向かうことに…

さいわいなことに、私たちの直前の組の方たちは前半”ありえない程の増水”により釣りが不可能だったものの、後半は雨も上がり減水してそこそこの釣果にも恵まれたとの情報を得ていたので、そのまま順調に減水してくれれば”悪くないかも…”と期待も少し混じりながら、私たち6人は機上の人ととなりました。

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旅は順調に進み、無事バンクーバーへ到着。

次の日からの私たちの釣りを祝福するかのように、現地は晴天。

テラスへ向けて小型機に乗り込みました(写真の飛行機は私たちが乗り込んだ飛行機とは違うものです)。

機内でウトウトしていると何やら機内アナウンスが流れ、期待が大きく方向を変えたような気が…

隣に座っていたYさんが「今、テラス…雨…霧…というようなことを言っていたけど、もしかして引き返しているんじゃぁ…?」

窓から見える景色も何なやら反対になっているような気が…

二人で「マジですか?!…」と思いながらいると、やがてテラスより遥かに大きな街並みが…

やはり、バンクーバーへ引き返してしまいました。

その日は航空会社が用意したホテルに泊まり、翌日の飛行機でテラスへ向かうこととなったのですが、臨時増発した10時の飛行機には乗ることができず、夜の最終便になってしまうとのこと。

何とかすこしでも早く着くことはできないのか?と聞いたところ、朝から出発ゲートへ来てキャンセル待ちをしろとのこと。

結局朝から空港で待つことに…

順番に1人、2人と呼ばれ現地へ向かうことはできたものの、全員そろったのは結局夜中となってしまい、当然のごとくこの日は釣りはできず、翌日から釣りを開始することとなりました。しかし水の状態は、少し多めではあるものの、順調に下がり充分釣りになる状態。いや、むしろかなり良いのではないかと、期待満々で翌日を迎えることとなりました。

第1日目(予定では2日目)、私と今年初参加のTさんの組はコーホーはボツボツと釣れるものの、スチールはなかなか掛からない状態が続き「今日はスチールはお預けか?」という思いが頭をもたげた。

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この日最後となるポイントに着き、Tさんには少し下流から釣り始めてもらうことにし、私はボートを止めたところから釣り始めることにした。
それまで使っていたピンクのフライから、ホットオレンジヘッド+パープルのオリジナルフライに交換、シンクティップも10ftのT-14から15ftのタイプ8に交換してみることにした(今回使用したフライは殆どがこのオリジナルフライのカラーバリエーション。詳細は後ほどご紹介したいと思います)。

釣り始めて間もなく、まだラインもヘッド部分がロッドティップから出るかでないかというほどの近距離で根掛かりのような、抑え込むような感触がありロッドで聞いてみると、明らかに魚の反応が…

それまで釣れていたコーホーとは明らかに違う、重くスピードのある走りで「たぶんスチールだよ」とすぐ後ろ、ボートの上から見ていたガイドのGordoに話しかけると「もう掛かったのか?」ばかりの興味深げな反応。今年初のスチールかもしれないと、やや慎重に、しかししっかりプレッシャーを掛けながら取り込むと、実に綺麗なフレッシュなメスのスチール。又長37インチ、胴回り19インチ。推定重量約15ポンドとサイズも上々。

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この日は他の組でも2本のスチールが上がり終了。
出だしとしてはまずまずの感じ。

翌日はガイドをローテーションしてスタート。
この時期スチールは大体午後になってから掛かるとのガイドの言葉だったが、この日は午前中のしかもかなり早い時間帯でTさんの後ろを流していた私のフライにテイクが…
開けた場所でかかったせいか、前日のスチールよりもさらにパワフルで良く走る。数十ヤードほどバッキングが出されたところで魚の後をついて下流へ下った。下流を流すTさんをも追い越してしまうことになり、申し訳なく思いながらランディング。思わず「デカい!!」と口走ってしまうほどの大きさ。
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長さ40インチ。胴回りはこの時測っていなかったので、重量は不明だが、ガイド曰く20ポンドには少し足りない、おそらく19ポンドぐらいじゃないかとのこと。

そして最終日、前日にもうネットに入れるばかりのところまで寄せてきながら、フック・オフしてしまったTさんについに待望の初スチールが…

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結果、今回のツアーではすべての人にスチールを釣っていただくことができ、昨年惜しくもキャッチすることができなかったMさんに至っては3本ものスチールを釣っていただくことができました。

今回はいろいろトラブルもありましたが、結果オーライの大成功といえるツアーとなりました。

こちらはガイド、Arielのタイイング風景とそのフライ。

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こちらはロッジの『Deep Creek Lodge』のオーナー Francescoとその奥さん。

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”裏山”で取れた茸、ポルチーニとシャントレルも料理して出していただいて、これがまた美味でした。

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この時の使用タックル

1

Rod:O-REX Virtuoso Spey Buteo 14’0″ #8/9

Line: CND Skagit #8/9 + T-14 10′ or 15′ Sink Tip Type8
Caps Extreme Distance Shooting Line 30lb

Reel: Vision XLA #9/10

2

Rod: O-REX Master Spey caliburn #13’6″ #7/8/9

Line: Nextcast The Winter 550gr + 15′ Sink Tip Type6 & Type8
Caps Extreme Distance Shooting Line 30lb

Reel: Vision XLA #9/10

 

 

 

 

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