天竜川でのスクール&ガイドの第2弾を行います!
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皆さんご存知のように、ロールキャストは数あるフライキャスティングの内で、最もバックスペースを必要としない投げ方の一つです。
また、このキャストは他にもいろいろ実際の釣りで役立つ”機能”がたくさんあります。
水中深く沈んだシンクティップやフライを水面まで持ち上げて、ピックアップをしやすくしたり、
岩などに引っかかってしまったフライを外したりなどなど…。
その他に忘れてはいけないものに、水面にできたラインのスラックを取り除くという、たいへん重要な役割もあります。
他のほとんどのキャストは、先ずロールキャストでこのスラックを取ることから始めますので、このキャストを習得しておかないと、このあとが続かないのです。
先ず、リールからロッドの3倍程度のラインを引き出します。そのラインが全てロッドティップから出ていない場合は、ロッドティップから出ているラインの先端部分を水に付けた状態でロッドを左右に振りながら、ラインがガイドを滑りながら出ていかせます。川など水の流れがある場所でしたら、ラインが全て流れ下るまで待てばよいのですが、止水の場合はそのままスラックができたままのラインを水面に浮かせておきます。
それから、ロッドを低くティップが水面近くに、ラインが真っ直ぐ伸びている場合はその方向を、スラックがある場合はキャスト方向へ向けて構えます。
そこからゆっくりロッドを後ろへスライドしていき、体の横を通り過ぎるあたりからティップを持ち上げ、時計の文字盤で1時ぐらいの位置で構えます。この間ラインはゆっくり水面を引きずられるように手前に近づいてきます。最初にラインにスラックが入っている場合は、この時にラインのスラックがほどけていきます。この動きはゆっくりと、ラインを引きずるようにしてください。決して後ろへ投げようとしないでください。
この位置でロッドを構えているとラインはさらに手前に引きずれてきて、ベリー部分はロッドティップから垂れ下がってきます。
ラインが引きずられてくるのにしたがってラインが水面から空中へ離れる点(ポイントP)がだんだん近づいてきます。その位置が自分のすぐ前から横の辺りに来たら、フォワードキャストを開始します。
スタートはゆっくり、スムーズに加速。ロッドが10時ごろの位置で急激にストップします。
ラインは空中にループを描き、飛んで行きます。
ループがほどけ、ラインが水面へと落下するのに合わせてロッドを元の位置に戻します。
後ろから見た動画はこちら
フォワードキャストの時、アンカーの少し内側をアンカーのラインと平行にキャストするようにします。
ラインにスラックがある場合のキャストはこのようになります。
Rod: O-REX Master Spey Caliburn 13’6″ #7/8/9
Line: NextCast FallFavorite 55 #7/8
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