ここ数年の間、毎年秋に恒例のように行っているカナダ・フィッシングツアーですが、今年2017年は春、4月に開催しました。
場所もスキーナ水系ケイラム・リバーから、キティマットに…。
ひじょうに大きなスキーナ本流や海から数百キロ上った、その支流である深く切り立った谷間を流れるアッパー・ケイラムにたいし、海からせいぜい数十キロから数キロの間を釣るキティマット・リバーは比較的水深も浅く、ケイラムと比べると開けている感じで、底の石も小さなものが主体。水の色もケイラムはいつも雪代のような、白っぽく濁った水に対して基本的にはかなりクリア。大分違った趣の釣りが楽しめました。
ポイント間の移動手段も、大きなスキーナ水系ではジェットボートが主な手段だが、ここでは水深が浅く狭い場所も多いためジェットボートを乗り入れることができず、ご覧のような手漕ぎのドリフトボートによる川下り。これもまたジェットボートとは違い、ゆっくり景色を楽しみながら釣りをすることができ、また楽しい。
釣りの初日はスチールヘッド初挑戦のお二人が早速”やって”くれました。
私もこの日”しょっぱな”に良いサイズの雄を掛け、足元まで寄せてきたのですが、寸前で痛恨のフックオフ!(>_<)
このほかにもいくつかバイトがあり、初日からかなり良いペース。
2日目も朝からHさんが早速…。
私はといえば、この日1つフッキングさせるもすぐにフック・オフ。
そしてその後場所移動した先でもさらにフック・オフ…バラシ癖が治らない…(-_-;)。
肩を落としながらも、「フッキングの方法が悪いのだろう」と少し”作戦”を変え再度同じあたりを流すと、直ぐにバイトが…。
その”作戦変更”が功を奏したのか、今度はフッキング成功。
掛けたあとがたいへん!ファイトが素晴らしくサイズもかなりの物。何度かヒヤヒヤさせられ、内心「記念すべき1本目はもう少しすんなり取らせてチョウダイ」などと、贅沢なことを思いながら、何とかランディング成功。
3日目あたりから水位が上がりはじめ、水温も低くなったのが影響してか、少し魚の反応がスローになってきた様子。
ガイドのトレーシー曰く「魚が一気に上へ移動している」とのこと。
最終日には、それがそのとおりになったのか、それまで好調にスチールの反応があった場所で釣れてくるのはドリーバーデンやカットスロートのみ。
そんな中でも手に入った情報を元にスチールがいる場所を特定したトレーシーは流石としか言いようがない。
初めてのキティマット釣行。とにかく楽しくエキサイティングな旅となりました。
また来年も同じ時期に行いたいと思います。
ご興味のある方は是非お問い合わせください!
この釣行で使用した主なタックル
Rod: O-REX Virtuoso Spey Circus 12′ #6/7
Line: NextCast Zone F1 525gr, Coastal F1 550gr + 10 Sink Tip s6-12, 10′ T-14 & 10′ T-17
Flies: Sili-Head Bunny, Original Tube Flies & etc.