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ティップ折れと、傷んだグリップとブランク塗装の補修


2ピースのグラファイトロッドの#1セクションが折れてしまったのと、
長年の使用により、かなり痛みが激しかったグリップ。

それからブランク表面にある、無数の擦り傷を補修してほしいとの
お客様よりのご依頼。

折れた部分は比較的長い範囲にわたって
ささくれてしまった状態だったため、
その部分全体に、ソリッドのグラファイトを、
内径に合わせて削り出し、挿入して
その上からグラファイト繊維を巻いて補強。

それからバーニッシュで仕上げました。

湿潤と乾燥の繰り返し。

それから摩耗のため、痛みが激しいグリップ。

リールシートとロゴ周りを温存するため、
グリップだけを作り変えました。

それから、無数にできたブランク表面の傷は、
この上から透明の塗装を施すことで補修しました。

お客様の声

出来上がりまで約1か月ほどかかってしまいましたが、
お送りしたお客様より、以下のようなコメントをいただきました。

只今、ロッドを受領致しました。

見事な出来映えに驚きました。

大切に使わせていただきます。

ありがとうございます。

熊本県 H様

あなたも破損修理や、レストアしたい
大切なロッドがあれば一度ご相談ください。

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    九州での防波堤釣り


    先日ご紹介した九州でのキャスティングイベントの前日。

    このイベントを主催していただいた地元フライフィッシャーの方に
    離島の防波堤の釣りに連れて行っていただきました。

    このイベントの様子をまだご覧になっていない方は、
    こちらをご覧ください。

    メイン・ターゲット

    この時のメインターゲットはアジ。

    ぼくはこれまで、防波堤での釣りは何度か経験があるものの、
    アジを狙うのは初めて。

    フライでのアジングに対する知識は
    ほとんどない状態だったので、
    直前で経験者から情報を集め、
    急ごしらえで小型のクラウザーミノーなどを
    何本か巻き、この釣りに挑みました。

    やってみると、これが実に楽しい!

    群れが廻ってきて、
    それとフライの深度が合えば、
    面白いように釣れてくる。

    良い時は文字通り1投ごとにストライクがある。

    そして、サイズはどれも20センチ以上。

    時に尺近いサイズも釣れる。

    聞くと、これはまだ小さい方で、
    良い時は尺を超えるサイズもよく釣れるとのことでした。

    そのほかの魚種

    この日釣れたのは、
    アジのほかにはムツやカマス、
    それからサバやハタ類なども混じり、
    実に多彩!

    そして、びっくりするようなハプニングが…!

    そして、中にはこんなびっくりするような大物が…!

    全長70センチほどのヒラメΣ(・□・;)

    それがなんと今回、2枚も!

    これらはどちらもしっかりフッキングしていたのですが、
    おそらくフライを直接食ってきたのではなく、
    フライにかかったアジやサバを食ってきたのが
    偶然にもハリがかりしたようです。

    それにしてもおどろきです!

    九州の防波堤釣りのポテンシャル

    九州の防波堤釣りには
    底知れぬポテンシャルを感じました。

    この時、ヒラメのほかにも、
    やはりフライにかかったアジが
    上がってくるのを眺めていると、
    突然大きな魚影が近づき、
    そのアジをもぎ取っていくのも
    というハプニングもありました。

    これは、かなりのサイズのスズキ!

    このほかにも、
    この防波堤のほかの場所では
    餌釣りの方の竿にヒラマサが掛かったり、
    体高推定指10本ほどの太刀魚をばらしたとか、
    全く信じられないような話が入ってきました。

    ほんの1日半の釣行だけで
    これだけのことがあったのです。

    ほんと、
    九州の防波堤は凄い!

    すっかり虜になってしまいました。

    そして、本州でもこれから防波堤釣りが面白い時期に…

    九州ほどではありませんが、
    本州でもこれから防波堤の釣りが
    面白い季節になってきました。

    フライフィッシングでのこのジャンルの釣りは
    まだまだ未開で情報不足。

    それだけにブルーオーシャンといってもよい状態。

    開拓のし甲斐のある分野です。

    ぼくもそろそろ、いろいろ放浪してみようかと思っています。

    お勧めのタックル

    防波堤からのアジやカマスなどを対象とした
    フライフィッシングで、
    お勧めの標準的なタックルをご紹介します。

    ロッド

    ロッドは長さ9ft前後での#5~#6程度のものが
    お勧めです。

    ニュージーランドの高品質ブランクを製造しているCTSのグラファイトロッドです。

    今回、ぼくは8’6” #6のグラスロッドを使用しましたが、
    それほど遠投の必要もなく、
    口切れしやすいアジがばれてしまうことを
    防ぐためにも、柔軟なグラスロッドを
    使うのは良い選択だと思います。

    このロッドは、ターボテーパーという、独自のテーパーとSグラスという高弾性グラスの仕様により、
    予期せぬ大物がかかっても持ちこたえる強いバットを備え、高いキャスタビリティも備えています。

    ライン

    防波堤での、アジやカマスを釣る場合、
    フライを足元まで深い深度を保ちながら
    引いてこられることが求められます。

    そのため、使用するラインはシンクレートの高い
    フルライン、もしくはそれをベースにした
    長いシューティングヘッドが有効です。

    ここにご紹介したラインは、
    先端部分は比較的低いシンクレートで、
    ボディ部分がハイ・デンシティという
    ユニークなデザインのラインです。

    それにより、多くのシンキングラインは
    リトリーブしてくるのに従って
    フライの泳層は浅くなるものですが、
    このラインでは、足元まで深い泳層を保つことができます。

    フック

    防波堤からアジやカマスなどを釣る場合に
    お勧めのフックを1つご紹介します。

    このフックは、ニッケルプレートの鋼鉄製で、
    さびにくさとフックポイントのシャープさを兼ね備えています。

    そして、サイズバリエーションも♯8からあるため、
    小型のストリーマやシュリンプパターンなどにも適しています。

    それから細軸でありながら剛性も優れているため、
    深い水深で、比較的ゆっくり目のリトリーブという
    フックセットが難しい状況でも針がかりしやすく、
    思わぬ大物がかかっても伸ばされる心配がありません。

    に投稿 2件のコメント

    九州のキャスティングイベントに参加してきました。


    先月、11月26、27日の2日間。

    九州でフライキャスティングのイベントが行われ、
    ぼくもそれに参加させていただきました。

    歴史的にも地理的にも貴重な場所

    今回イベントが行われた場所は
    「志賀島」という場所です。

    ここは、博多湾と玄界灘にわたわたる巨大な砂洲、
    「海の中道」の先にある、たいへん珍しい
    陸続きの島です。

    ここは古代から大陸との交易の要として、
    歴史的にもたいへん重要な場所で、
    あの、有名な金印「漢委奴国王印」が
    発見された場所でもあります。

    熱狂的な九州のキャスターたち

    そんな貴重な場所で開催された
    今回のキャスティングイベントは、
    地元九州で活躍されているフライフィッシャーの
    熱い思いと、多大なるご尽力により実現しました。

    九州のキャスターは、
    みなさんたいへん熱心で、
    各地でそれぞれ小さなコミュニティが形成され、
    それぞれ互いに切磋琢磨されているようで、
    技術的にもたいへん高いレベルにあります。

    そして、ソルトウォーターのフィールドは
    素晴らしい場所が数多くあり、
    それゆえに、そちら方面の技術や
    ノウハウは相当なものがあり、
    ぼくたちにとっても、たいへん勉強になります。

    開催内容

    少し話がそれてしまいました。

    ともかく、そんな熱い九州のフライフィッシャーが
    中心になって実現した、
    今回のキャスティングイベントは、
    以下のような内容で開催されました。

    フライキャスティングレッスンコース

    こちらは
    「もっと遠くへ投げたい」とか、
    「もっと正確に」、「もっと楽に」あるいは
    「トラブルなくキャストしたい」などなど、
    キャスティングに対するいろいろな悩みを解決し、
    技術向上を目指す一般的なコースで、
    11/26の1日のみ行われました。

    フライキャスティングインストラクターコース

    こちらは26,27日の2日間に行われ、
    FFI公認のインストラクターを目指す方のための
    レッスンコース。

    基本的にはインストラクター試験の内容に沿って
    それぞれのタスクに対するウォークスルー形式で
    進めていきました。

    そして、来年は九州でインストラクター試験が開催予定

    そして、今年開催された
    北海道に続いて、
    来年はいよいよ九州でも
    インストラクター試験が開催
    される予定です!

    詳細はまだ決まっていませんが、
    順次こちらで発表されると思います。

    https://fficastingjapan.exblog.jp/

    ご興味のある方は、まめにチェックしてください。

    フライキャスティングをはじめ、
    各種レッスンを行っています。
    ご興味のある方はこちらをご覧ください。

    離れた場所にお住まいの方のために、
    遠隔でキャスティングレッスンが受けられる
    リモート・キャスティングレッスンも
    行っています。

    https://mailchi.mp/67d887883591/0gj45i3lrp