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フライタイイングにおいてツール、
特にシザースはバイスに次いで重要なものだと言えます。
その使い心地いかんで、タイイングに対する
モチベーションは左右され、
フライの”でき”にも大きく影響すると言えます。
タイイング用シザースに求められる条件
そんな、フライの出来栄えにも大きな影響を与える
タイイングシザースに求められる条件について
考えてみました。
切れ味
まずは、なんといっても切れ味。
これはやはり、刃物である以上
切れるに越したことはありません。
特にフライタイイングに求められる切れ味は、
ごく細く柔らかい繊維、
例えばラビットファーの1本をも
ブレードをすべることなく、
スパっと切れることが望まれます。
細かい作業のしやすさ
フライタイイングでは、
マテリアルをざっくり切り取ることもありますが、
先端部分で極細かい部分を切ることも
良くあります。
ですから、ブレードの最先端部分でも
そのような切れ味が求められます。
タイイングの途中や、
巻き上げたフライを仕上げる段階で、
スレッドに巻き込まれてしまった
ハックルの1本、ダビング材の繊維一本でも
狙って切り取れることが必要なのです。
これが、なかなかきれいにカットできない
イライラはあなたも経験されているはずです。
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持ちやすさ
そうでない方も多いかもしれませんが、
ぼくはタイイング中、メインで使うシザースは
手から離さずに、つまり持ったまましています。
そうした方が、シザースが必要なたびに
机の上を探す手間が省けて良いと考えるからです。
時に、というかよくやってしまうのですが、
ボドキンを探すのももどかしく、
手に持ったシザースをボドキン代わりに
してしまうこともあります。
そのような使い方をする場合は特に、
シザースの持ちやすさとか、
手の中での”持ちごこち”といったものも
タイイングの快適さを左右します。
お勧めのシザース
そんな条件を満たしていると思えるシザースを1本ご紹介します。
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BKシザース(BK scissors)¥4,400 ¥4,000