![](https://blood-knot.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_3516-scaled-e1651761480360.jpg)
先端から20センチほどが折れたフライロッド
フライロッドのティップ、
先端から20センチほどが折れてしまったロッドの修理です。
この位置だと、折れた部分にトップガイドを
取り付けて使うには下すぎる。
つまり、この部分では硬すぎて、
とてもフライロッドとしては
使い物になりません。
幸い折れた部分は紛失しておらず、
この部分をつなぎ合わせれば、
再び使うことができます。
修理方法の概要
今回の修理の仕方は、
だいたいこんな感じです。
折れた部分の内側から補強するために、
内径に合うようにソリッドのグラファイトを
削り出し、それで接続。
つまり、極細のスピゴットフェルール
のような感じでつなぎ合わせました。
そして、その上から
グラファイトの繊維を巻き付け
接合部が割れないように補強して、
エポキシ樹脂でかためました。
できあがりはこんな状態
仕上がりの感じはこんな感じです。
![](https://i0.wp.com/blood-knot.com/wp-content/uploads/2022/05/IMG_3544.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
出来上がりの曲がりはこんな感じ
出来上がったロッドの曲がりを確認するために、
軽く曲げてみました。
お問い合わせはこちら
大切に使っていたロッドが折れてしまった。
でも、もう生産中止で、メーカーも修理してくれない。
大事にしていたロッドだから、
なおるものなら、直して使いたい。
そんなロッドをお持ちでしたら、
下のフォームからお問い合わせください。