に投稿 コメントを残す

グリップ部分が折れたロッドの修理


転倒した際その上に乗ってしまい、グリップ部分から折れたロッドの修理です。

今回の修理は、これまでのグリップやリールシートはできるだけそのまま残すことにしました。

そこで、この折れた部分のコルクを1つだけ外し、ブランクの接続は別の短いブランクを差し込み、同時にコルクを外した部分に新たなコルクを差し込み接着しました。

これは折れた部分にそれに合う径のブランクをプラグとして挿入したところ
バット側にもこのプラグがちょうど入るように加工して挿入するとこの様になります。
ブランクとコルクを接着した状態

この状態からコルクを整形していきます。新たに接着したコルクと、それまでのグリップとの見た目の違和感をなくすために旧来のグリップも少しだけ削り、新しい地の色を出しました。それと同時にピット(コルクにある穴の部分)を埋める加工もしておきました。

これでほぼ新品のようなグリップになりました。

この他、様々なロッドの加工や組み立て等行っております。

先ずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

    お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    お電話番号(必須)

    題名

    [ロッドの修理、改造などについてのお問い合わせ]

    メッセージ本文

    画像など(サイズ10MB以内、jpg、png、gif、pdf形式が送信できます)

    に投稿 コメントを残す

    フライロッド3ピース、スピゴットフェルール折れ


    3ピースのフライロッド、#2セクションのスピゴットフェルールのオス部分が根元から折れ、#1セクションの内部に残った例です。

    #1セクション内部に残された、折れたフェルールは運よくすんなり抜くことができました。おそらく使用中にフェルールの接続部が緩んで折れたのだと思います。フェルールが折れるのは、このように使用中にフェルールが緩んでいることに気が付かず使い続けることが原因になることが多いようです。

    問題は#2セクションの折れた雄部分の処理です。この部分は本体のブランクにフェルールが接着されているため、容易には抜けません。そこで、本体のブランクを傷つけないよう慎重にドリルで掘り進めることにしました。ドリルは細いものから始め、少しづつ太いものに付け替え行いました。

    首尾よくブランク内部に残されたフェルールを取り除くことができたので、代わりのフェルールになるパーツを接着。念のため外側からカーボン繊維を巻いて補強後、スレッドを巻きバーニッシュで仕上げました。

    見た目にも違和感なく、強度的にも安心できる状態に仕上がりました。
    に投稿 コメントを残す

    他社のブランクでも…


    先日、有名ブランドS社のブランクをお持ち込みいただき、カスタムメイドで仕上げさせていただきました。

    ロッドは13ftのスペイロッド。

    スレッドのカラーや飾り巻きなども当初はカスタマイズしようと考えられていたのですが、今回はオリジナルのものと同様にしました。

    グリップとリールシートを主にカスタマイズしました。

    フォワードグリップ
    リアグリップ

    グリップはバールコルクとラバライズドコルクで飾り、メインのコルクはフロア・プラスで仕上げました。

    リールシートは今ではなかなか手に入れるのが難しくなってしまった、ベリンジャー製。

    このように、他メーカーのブランクでも、お持ちいただければカスタムメイドさせていただきます。ブランクだけでなくても、他のパーツをお持ち込みいただいても大丈夫です。

    お気軽にお申込みしつけください。