先端から20センチほどが折れたフライロッド
フライロッドのティップ、
先端から20センチほどが折れてしまったロッドの修理です。
この位置だと、折れた部分にトップガイドを
取り付けて使うには下すぎる。
つまり、この部分では硬すぎて、
とてもフライロッドとしては
使い物になりません。
幸い折れた部分は紛失しておらず、
この部分をつなぎ合わせれば、
再び使うことができます。
修理方法の概要
今回の修理の仕方は、
だいたいこんな感じです。
折れた部分の内側から補強するために、
内径に合うようにソリッドのグラファイトを
削り出し、それで接続。
つまり、極細のスピゴットフェルール
のような感じでつなぎ合わせました。
そして、その上から
グラファイトの繊維を巻き付け
接合部が割れないように補強して、
エポキシ樹脂でかためました。
できあがりはこんな状態
仕上がりの感じはこんな感じです。
出来上がりの曲がりはこんな感じ
出来上がったロッドの曲がりを確認するために、
軽く曲げてみました。
お問い合わせはこちら
大切に使っていたロッドが折れてしまった。
でも、もう生産中止で、メーカーも修理してくれない。
大事にしていたロッドだから、
なおるものなら、直して使いたい。
そんなロッドをお持ちでしたら、
下のフォームからお問い合わせください。