先日、写真のような5ピースのスペイロッドの#4セクションのスピゴットフェルール破損の修理のご依頼がありました。
なかなか”見事な”粉砕ぶりです。
残っているパーツをできる限り再利用しながら補強を施し、下のようになりました。
ロッドのティップ部分が2か所折れ、途中部分が欠損したケースの修理の例です。
失ってしまった部分を別のブランクから太さと硬さが合う部分を切り取り、接続しました。
通常ブランクをつなぎ合わせる場合、左の少し太くなっている部分のような修理をすることが多いのですが、今回は比較的近い場所を2か所繋ぎ合わせるため、見栄えが悪くなってしまうと思い、もう1か所は右のようにスリムな形になるようにしました。このような繋ぎ方はバット部分で行うのは少々強度に不安がありますが、ティップ部分では問題ないのでこのようにしました。
最終的な出来上がりはこのように…。
ブランクに使用しているのと同じ塗料を持ち合わせてい無かったため、近似色のスレッドを巻いて対処しました。かなり近い色のスレッドが見つかったため、殆ど違和感はないと思います。
当方ではこのほか様々なロッドの修理、改造、カスタマイズを承っております。
お気軽にご相談ください!
先日「フェルールが固着してしまい、どうしても抜けない」と、修理のご依頼をいただきました。
こちらでも何とか抜こうといろいろやってみるのですが、どうしても抜けない。
そこで、お客様にご了承いただきこのような修理方法をとることに…。
一旦フェルールの少し上でブランクをカット。
固着している部分のメスフェルールを、注意深く壊していき取り外す。
カットしたブランクの下に新たにフェルールを作り取り付ける。
このような形になりました。
このような修理のほか、様々なロッドの修理を承ります。
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