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キャスティング中の距離の調整について


フライフィッシングをしていると、キャスティング中にいろいろな調整をする必要が出てきます。

キャスト中に方向を変える

いつも同じ方向に向かってキャストするということはあまりなく、
渓流の釣り上がりなどでは、移動するたびに現れるポイントに向かって、
あるいは広い湖などで、ライズを繰り返しながら移動する魚に向かって、
キャストする方向を変える必要がまず生じます。

このキャストしながら方向を変える方法については以前ご紹介した動画の後半でご説明していますので、
まだご覧になっていない方は一度ご覧ください。

キャスト中に距離を変える

実際に釣りをしていると、キャスト中に変更するのは方向だけではありません。

距離の調整も必要になってきます。

湖などの広い釣り場では、ピックアップできるラインの長さだけでは不足するものです。
キャストしながら必要な距離までラインをのばす必要があります。

また、時にはちょっとラインを出しすぎたので、
少し縮めたいなどということもあるでしょう。

キャスト中の距離を調整するための動画をアップ

今回は、そんなキャスト中の距離の調整についての動画をアップしましたので、
是非ご覧ください!

距離を変えた時の問題点

キャスト中に距離を変えようとするといろいろな問題が生じるとおもいます。

  • キャスト中にラインをのばそうとすると、しっかりラインが伸び切らない
  • ラインを長くしていくと、テーリングループが生じてしまう。
  • ラインハンドでラインを持ってキャストすると、うまくキャストできない。

などなど…

そんなお悩みを解決できる動画になっていると思います。

意外と知られていないテクニックも…

また、この動画ではかなりのベテランの方でも、意外と知らないテクニック。

キャスト中のラインを短くしたり、
キャストしながら微妙な距離の調整の仕方についても解説しました。

このテクニックは、特に渓流の釣り上がりのように
移動するたびにポイントまでの距離が遠くなったり、近くなったり
目まぐるしく変化するような釣りで、たいへん重宝するテクニックです。

まだご存じない方にも必見です。

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【値上がり】Fish-Owlランディングネット価格改訂


Fish-Owlのランディングネットが4月1日より値上がりします

北海道のベテラン釣りによる手作りネット

Fish-Owlランディングネットは札幌在住のベテラン・フライフィッシャーにより、
1本1本丁寧に手作りで作られたネットです。

魚にやさしいネットの構造

通常のランディングネットの網部分の形状は下に向かってすぼまっているものですが、
Fish-Owlランディングネットのそれはボトム部分もすぼまっておらず、フラットな形状となっています。

そのため、掬われた魚はネットの底で曲がらず、まっすぐに横たわっていられます。
それは、魚に余計なストレスをかけることなく掬うことができることを意味し、
魚にやさしい構造だということができます。

枠部分は質実剛健でありながら美しさも兼備

木製の枠部分は見た目にとらわれ、不必要に華奢になることなく、
強度を持たせながらも全体に美しさも損なわないようデザインされています。

表面のコーティングも10回も塗装を重ね美しさと堅牢製を両立させています。

ご注文はお早めに!

3月中は在庫分を旧価格にて販売しておりますので、ご注文はお早めに!

ネットの詳細はこちらのリンクをクリックしてください。

https://blood-knot.com/product-category/nets/

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ノースフォークというブランクメーカー


ノースフォークというブランクメーカーをご存じでしょうか?

うかつなことに、ぼくはつい最近までこのきわめて革新的でハイクオリティのブランクを製造しているメーカーのことを知らずにいました(;’∀’)

創業者はゲイリー・ルーミス

創業者はゲイリー・ルーミス。
言わずと知れた、超有名ロッドメーカーG.LOOMISの生みの親ですね。

そのG.LOOMISを軌道に乗せ売却した後、
10数年の時を経て立ちあげた会社がこの、
ノースフォーク・コンポジット社です。

その、ノースフォークのブランクを組み上げてみた。

その、ノースフォーク・コンポジット社のブランクを組み上げてみましたので、
ご紹介します。

今回組み上げたモデルは…

今回組み上げたのは同社のLMXというシリーズの9ft#6モデル。

このLMXというのは40Tという高弾性のグラファイトを中心に、
部分的にさらに高弾性の50Tを組み合わせて作られたシリーズです。

試した感想

そのロッドを少しだけ試し振りしてみました。

ハイ・スピードのラインが簡単に!

この日は風が強く、#6というラインをキャストするには少々”きつい”状況だったのですが、
そんな風が気にならないぐらいに速いスピードのラインをいとも簡単にキャストすることができました。
これは同時に遠投にも適した特徴だといえます。

広く、強風が吹き荒れる湖や海、あるいは開けた本流域などで、
苦労や疲れることなく、遠投して釣りを楽しみたいという方にうってつけです!

スピードを落としたければ、重めのラインがお勧め

比較的近い距離を中心に釣る時や、
ラインのスピードは落として、ゆったりとキャストを楽しみたいという方には
表示番手よりも1番手重いラインを合わせると良いと思います。
今回組み上げたロッドを例にとれば、#7のラインを合わせるということですね。

例えば、静かにライズを繰り返している魚に対して、
それを驚かすことのない、正確でデリケートなプレゼンテーションをしたいというときや、
確実に底をトレースするためにダンベルアイを装着したクラブ・パターンを、
静かに、しかし神経質にテーリングしているクロダイに向かって、
やはり静かに着水させてたいといったような場合です。


こちらは#7のラインを合わせた時の動画

今回のロッドは釣りもさることながら、
キャスティングの練習にも最適なスペックだといえます。

もし、あなたがFFIのキャスティングインストラクターの試験のための練習に使おうと思われてるのでしたら、このロッドと#7のラインの組み合わせをお勧めします。
この試験では多くのタスクが40ft前後の距離で行われ、
キャストするループは見ている人が目で追いやすい、
スピードを落としたループでキャストすることが求められるからです。

そのほかのバリエーション

このノースフォーク・コンポジット、LMXのシリーズはこれの他に
全て9ft、4ピースで#4~#10までがラインアップされています。

ご興味がありましたら、下のフォームからお問い合わせください。
お問い合わせフォーム

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    早春のミッジング


    2月に入り、早いところではもう解禁している川面ちらほら。
    早春にドラフライの釣りをしようとすると、
    一部を除き、フライは極小のミッジ・パターンが主力となります。

    そこで、今回はそんな早春のミッジングについて記事を書いてみようと思います。

    ぼくのYouTubeチャンネルにも早春のミッジングについての
    動画をアップしましたので、ご覧ください

    実際の釣りシーンはもちろん、
    結びづらいフライや、ティペットを結ぶのに便利な小物やそれの使い方や、
    ミッジフライのタイイングもご紹介しています。

    フライ

    フライはその時魚が捕食している虫に合わせるのがやはり大原則ですが、
    水温が低いこの時期は、小さなカディスやストーンフライなども交じりますが、
    やはりユスリカやその他の双翅目、いわゆるミッジが中心となります。

    サイズもミッジでなくても小さいものが主体となります。
    フックサイズにして#22~#26程度が中心となると思います。
    全長にして2~3㎜程度の長さになります。

    パターンはいろいろありますが、
    ぼくが個人的によく使うパターンを1本ご紹介しておきます。

    フローティング・ミッジピューパ

    フック:ドライフライ用フック #20~#30
    ボディ:スレッド
    ウィング:CDCフェザー
    ソラックス:ダビング材

    タックル

    極小のフライを使用するこの釣りは、
    基本的にはそのフライにバランスしたタックルが必要となります。

    リーダー&ティペット

    そのフライにマッチさせるタックルの中でも、
    特にティペットのサイズは重要となります。

    フライのサイズに比べて極端に太いティペットは
    フライの自然な流れを阻害しますし、
    プレゼンテーション時のフライの着水も強くなりがちで、
    やはり不自然だといえます。
    また、2~3㎜程度の小さな”エサ”に注目している魚にとって
    太いティペットは違和感以外の何物でもないことでしょう。

    リーダーもその細いティペットに合わせて細いものが必要になります。
    長さは釣り場のサイズにもよりますが、
    可能な限り、フライから離れた位置にラインを着水させたいので、
    長くした方が良いといえます。

    具体的には、ぼくの場合はそれほど大きな川でなければ9ft、大きめの川では12~15ft程度の
    7xのリーダーに7x~8x程度のティペットを1メートル程度、
    さらにその先に9x~12xのティペットを60~100㎝程度付け足します。

    通常の渓流の釣り上がりのように、キャストの距離が比較的短く、
    ティペットのサイズも細くても7x~8x程度でしたら、
    ひとひろ、あるいはそれ以上の長いティペットをコントロールすことも可能で、
    そのような長いティペットは、ドラグ・フリーでフライを流す距離を長くすることができるため、
    たいへん有効なのですが、
    極細のティペットを使用する場合、特にある程度遠投が必要になる場合は
    ティペットはあまり極端に長くしない方が良いと思います。
    このような場合、プレゼンテーションをコントロールすることは
    たいへん難しく、ほとんど不可能といってよいでしょう。
    ティペットの長さは、扱える範囲でできるだけ長くするのが良いといえます。

    フライがある程度見やすく、多少目標から外れても
    フライを確認できるのであればよいのですが、
    極小のフライの場合は、フライの着水が確認できないと、
    それの位置を把握することはたいへん難しくなります。

    「ミッジフライは見えないから使えない」という声をよく聞きますが、
    多くの場合、キャストしたフライが見えないことの多くは
    このことが原因していると思います。
    狙い通りの位置にフライを落とせる程度の長さに調節してみてください。

    ライン

    ラインは、使うフライやティペットのサイズを考えると#2や#3、
    あるいはもっと軽いものを使うのが妥当なのですが、
    早春のこの時期、釣りの舞台となる川は中、下流域の
    比較的開けた場所が多くなります。

    そのような場所では、強い風が吹くことも多く、
    飛距離が必要となる場合もあります。

    シラメのミッジングで有名な長良川本流を例に取ってみると、
    中流域では#5、あるいは#6を使うこともよくあります。

    ロッド&リール

    ロッドは基本的に使用するライン・ウェイトに合わせればよいでしょう。
    ただ、特に遠投が必要になる場合などは、
    使用するラインよりも1番手程度重い表示のロッドを使うのも良いでしょう。
    長さは8ft~9ft程度、開けた場所では9ft、
    狭い場所では、それに合わせて少し短めを選ぶようにするとよいでしょう。

    リールはラインに適合するキャパシティの物であれば、
    お好みの物で問題ないと思います。

    その他の道具

    この釣りに必要な最も基本的な道具、
    フライ、リーダー、ティペット、ロッド&リールの他に
    必要なもの、あると便利なものなどをご紹介します。

    フロータント


    フライを浮かせて使う場合は、フロータントは不可欠といえるでしょう。
    タイプはペースト、リキッド、スプレー、パウダーなどいろいろありますが、
    それぞれ特徴がありますので、用途に合わせて使い分けてください。

    ペーストタイプ

    ペーストタイプのフロータントは
    最も撥水効果が持続するタイプのフロータントです。

    少量を指にとり、それをフライに塗り込みます。
    部分的に浮かせたい場合にはその部分にだけ塗るということも可能です。

    このタイプの多くの物はCDCのような繊細なファイバーを持つマテリアルに使用すると、
    その粘性でベタリとまとわりついて、その素材の特性を損なってしまいます。
    CDCにこのタイプのフロータントを使用する場合は、
    粘度の低いタイプやCDCオイルから作ったもの(多くはシリコーン・オイルがその主成分)を
    ごく少量塗るにとどめておきましょう。

    リキッドタイプ

    リキッドタイプのフロータントは、
    ティペットに結んだフライをボトルの中に入れ、
    それを取り出してから、息を強く吹きかけたり、
    フォルスキャストをして、余分を吹き飛ばして使用します。

    使い方がシンプルな反面、
    ボトルがかさばり、やや重い、
    部分的な塗布がしづらいなどの欠点もあります。

    パウダータイプ

    パウダータイプにはフライについた水分を吸着してフライを乾かすタイプと
    パウダーに強い撥水性があり、それをフライに塗布することにより、フライを浮かすタイプ
    それから、それの両方の機能を備えたタイプがあります。

    撥水性を備えたパウダーフロータントは、水をたいへん強くはじくため、
    塗布した直後はフライは優れた浮力を発揮します。
    ただ、持続性はあまりないため、たびたび塗布しなおす必要があります。

    吸水性を備えたパウダーの吸水性はたいへん高く、
    すっかり濡れてしまったフライを一瞬で新品のようによみがえらせてくれます。
    このタイプのパウダーのみで作られたフロータントには
    撥水性はありませんので、通常これでフライを乾かした後、
    何かしらのフロータントを追加で塗布する必要がありますが、
    それだけに、パウダー以外のフロータントで撥水性を与えることができるため、
    フロータントにこだわりたい人には良いといえます。

    両方をミックスしたものはフライを乾かすと同時に
    撥水性も与えられるため、
    簡単に素早く使うことができます。

    スプレータイプ

    スプレータイプにもいろいろなものがあります、
    撥水性のパウダーと揮発性の高い溶剤をミックスしたものや、
    シリコーン・オイルと溶剤をミックスしたリキッドタイプを
    スプレーにしたものなどいろいろありますが、

    フライに直接吹きかけて使用するため、
    お手軽に使える反面、
    その多くを空中に飛散させてしまうため、
    ロスが多く、あまり経済的だとは言えません。

    B000AQYKZK
    ティムコ シマザキドライシェイク スプレー

    クリッパー

    クリッパーはほかの釣りでも必要ですが、
    この釣りでは特に大切なものだといえます。
    極細のティペットでもきれいに正確に切れるものが必要です。

    極細のティペットはちょっとした切り残しでも引っかかってしまいやすく、
    一旦引っかかると、それを機に修復不能なほどに絡まってしまいます。
    ティペットやフライを結んだ切れ端はできるだけ残さないように、
    注意深くカットしてください。

    フォーセップ

    小さく繊細なフライは指ではつかみにくく、
    特にCDCを使ったパターンでは、厄介です。
    魚がかかり、濡れた状態になったCDCは指などで押しつぶされると
    完全に濡れてしまい、吸水性のパウダーフロータントで乾かしたり、
    場合によっては新しいフライに交換しなくてはならなくなってしまいます。

    ところがCDCをつぶしてしまわないように、
    フックをフォーセップでつまみ、注意深く外せば、
    息を強く吹きかけたり、フォルスキャストをして水分を吹き飛ばせば
    復活することも多いものです。

    また、フックを外すときにまごついて、
    必要以上に魚にダメージを残すことを避けるためにも、
    フォーセップを持っておいた方が良いものです。

    その他あると便利な小物

    そのほかにあると便利な小物として、
    ウチで販売している、ユーティリティクリップをお勧めします。
    上のYouTube動画でもその使い方を説明していますが、
    極細のティペットや極小のフライを結ぶときに、
    たいへん素早く簡単に結ぶことができます。

     

    装備

    ウェーダーORブーツ

    早春のミッジングに限ったことではありませんが、
    ウェーダーもしくはブーツはやはり必需品でしょう。

    立ちこむ必要がない場所では、ニ-ブーツで良いと思いますが、
    多くの場合はチェストハイのウェーダーが便利です。

    この時期、防寒のためにネオプレーン製のものを使う方も多いと思います。
    ただ、この場合着こみすぎて、中で汗をかかないように注意が必要です。
    ウェーダーの中で汗をかき、結露してしまうと、
    ネオプレーン製であっても逆に寒くなってしまう場合もあります。
    それを避けるためには、透湿性のウェーダーにフリースなどの防寒性に優れた
    インナーを着たほうが良いとも言えます。

    パタゴニア公式サイト メンズ・スウィフトカレント・エクスペディション・ウェーダー

    パタゴニア公式サイト フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ(フェルト)

    また、それほど歩き回らず、移動は車で行う場合には
    ストッキングタイプよりもブーツフットタイプの物のほうが
    脱着が楽で便だといえます。

     

    帽子&グラス

    帽子とグラスもウェーダーと同様、
    早春のミッジングのみならず、
    フライフィッシングには必要不可欠だといえます。

    フライフィッシングはご存じのようにキャスト中にフライが
    自分の近くを何度も通り過ぎます。
    安全のために帽子とグラスは必ず着けるようにしてください。

    フリースやウール製のビーニーのような帽子は防寒に優れており、
    これにつばのついたキャプを組み合わせたり、
    帽子自身につばがあるものが、
    余計な光が目に入らず、フライを見やすいのでお勧めします。

    パタゴニア公式サイト ブロデオ・ビーニー

    パタゴニア公式サイト ロングビル・ストレッチ・フィット・キャップ

    グラス、それも偏光グラスもやはり安全性のためにも、フライの視認性のためにも必需品です。
    色は比較的薄めのグリンかブラウンがよいでしょう。
    ぼくの個人的な好みではブラウンがコントラストが比較的はっきりし、見やすいと思います。

    防寒具

    この時期の釣りでは、防寒にも気を使う必要があります。

    ベースレイヤーとして化繊やウールの物を着け、
    それにフリース素材の物に風を防ぐアウターが基本となります。
    場合によってはダウンや化繊の綿入りのアウターが必要になる場合もあるでしょう。

    パタゴニア公式サイト メンズ・キャプリーン・サーマルウェイト・ジップネック

    パタゴニア公式サイト メンズ・キャプリーン・サーマルウェイト・ボトム

    パタゴニア公式サイト メンズ・クラシック・レトロx・ジャケット

    パタゴニア公式サイト メンズ・ナノエア・パンツ

    パタゴニア公式サイト メンズ・マイクロ・パフ・フーディ

    釣り方

    実際の釣り方についても少し書き加えておきます。

    キャスト

    本流中流域など、開けた広い場所でこの釣りをする場合は、
    ダウンクロスにキャストするのが通常です。

    狭い釣り場などでは、上流に向かってキャストしても、
    魚にリーダーやラインの存在を隠す角度でキャストすることも可能ですが、
    広い場所ではそれがなかなか難しく、
    フライ先行で流せる、ダウンクロスのアプローチの方が有利なのです。

    また狭い釣り場では魚よりも上流に立ってしまうと、
    魚に釣り人の姿を発見されやすいというリスクがありますが、
    広い場所では、それが軽減されます。

    流し方

    極小のフライを使うミッジングでは、
    ティペットをどんなに細くしても、
    フライのサイズに比べ、ティペットの太さの割合が大きく、
    その存在が気になります。
    ティペットが水面に浮いていると、
    その存在はさらに大きくなります。
    ですから、フライをキャストしたら
    できるだけ速やかに、ティペットは水中に沈めたいものです。

    極細のティペットはたいへん軽く、
    そのままでは、水面の表面張力を破ることができず、
    なかなか沈みません。
    そのため、フライとティペットが着水したら、
    ラインを素早く引き、ティペットが水面の表面張力を破る手助けをしてやると効果的です。

    ライズしている魚を発見したら、
    そのレーンよりも少し先にフライをキャストして、
    ロッドを素早く上流にあおり、ラインを引いてやります。
    着水したティペット部分に適度なスラックが入っていたら、
    フライ自体はあまり大きく動くことなく、
    ティペットを沈めることができるはずです。

    あわせ

    魚がフライに出たら素早くロッドをあおり、
    フッキングさせたくなってしまいがちですが、
    それでは多くの場合針がかりしません。

    ただでさえかかりにくい極小のフライを
    下流にキャストするこの釣りの場合、
    フライを素早く引いてしまっては、
    せっかく吸い込んだフライを魚の口から引き抜いてしまうことになってしまいます。

    ここは慌てず、ゆっくりとロッドを立ててください。
    そうすればフッキング率はグッと高まります。
    もしくはロッドを立てず、ロッドティップを低く保ちながら
    素早く横方向へあおり、合わせても良いでしょう。
    そうすれば水の抵抗により、素早く合わせながらもフライはそれほど早く動かないので、
    フッキング率を高く保つことができます。
    その場合、ティペットのスラックが多めの時はそれが取り切れない場合があるので、
    ロッドをあおるのと同時に、ラインハンドを素早く引いてやると良いでしょう。

    まとめ

    極小のフライと極細のティペットを使うミッジングは
    フライやラインを結ぶのもたいへんで、
    チョットしたことでティペットが絡んだり、簡単に切れてしまったりと、
    トラブルまみれになりやすいものです。

    今回ご紹介したことがそんなトラブルの回避につながり、
    ミッジングの繊細さとその有効性を楽しんでいただけたら幸いです。

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    【渓流用フライロッド】カムパネラのブランクを組み上げました!


    以前ご案内させていただいた渓流魚の天国、
    東北発信のロッドメーカー、カムパネラ。
    それの、先日入荷したブランクから1本組み上げました。

    今回組み上げたロッドは…

    今回組み上げたロッドは、
    解禁直後の早春から
    渓流でのドライフライフィッシングを
    楽しむのに最適なロッドです。

    解禁直後の渓流で、ドライフライを楽しむことができるところはあまり多くはないでしょうが、
    ぼくが活動の拠点としている中部地方では、幸いにも
    奥飛騨という豪雪地帯ながら、解禁直後の雪景色のなかでも
    ドライフライフィッシングが楽しめる名川、蒲田川をはじめ、
    いくつかの川でそれを楽しむことができます。

    早春の渓流で使用するフライは多くの場合、小型のものが主体となります。
    前出の蒲田川でさえ、#16~#20がこの時期の標準サイズ。
    それ以外の川では、それよりもはるかに小さいサイズが使われることが通常です。
    水量も少なめなため、盛期よりも繊細なタックルが求められます。

    今回組み上げたスーパーライトシリーズ、
    8’0” #2というモデルは、そんな条件にマッチしています。

    約65gと、ロッド自体がたいへん軽く、
    1日中振り続けても疲れることなく、
    また、繊細なプレゼンテーションも容易に行えます。
    それから、しなやかなティップセクションと
    パワフルなバットセクションの組み合わせは
    細いティペットでの大型の渓魚とのファイトも可能にしています。

    その他のモデル

    その他のモデルについての詳細はこちらをご覧ください。

    https://mailchi.mp/23c3fd620905/campanellahokada

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    【基礎から始めるフライフィッシング】フォルスキャストの動画をアップしました!


    YouTubeに新しい動画をアップしましたので、
    ご覧ください。

    今回の動画はフォルスキャスト

    今回の動画は、フォルスキャスト。
    その基本的な方法を解説しました。

    フライフィッシングと聞けば、
    ほとんどの人がこの、フライを前後に何度も投げ返す
    このキャストをしている様子を思い浮かべることと思います。

    それぐらい、フライフィッシングを特徴付けているキャストで、
    じっさい、釣りの中でもっとも多く使われるキャストだといえるでしょう。

    基本的なキャストを身に着けたら、方向転換も

    そんなフォルスキャストの基本的な動作を覚えたら、
    方向転換の練習もしてみてください。

    今回の動画ではそれについても触れています。

    先ずは、この無料動画をお楽しみ下さい!

    チャンネル登録もしていただけると、その後の動画の見逃しを防ぐことができます。

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    【O-REX新商品】ニンブルスペイにニューモデル


    昨年デビューしたO-REXのスペイロッドの新シリーズ、
    ニンブルスペイにニューモデルが登場です。

    2021年、新たに2モデルが追加

    今年ラインアップとして、新たに加わるのは以下の2モデルです。

    ●10’8” #4/5 Procyon(プロシオン)

    ●11’8” #4/5 Meles(メレス)

    各モデル4種類の仕様を用意

    主に使用するコルクのグレードにより
    ノーマル、プレミアム、スーパープレミアム、ウルトラプレミアムの
    4種類の基本仕様を用意しています。

    様々なカスタマイズにも対応

    そのほかにも「自分だけのスペシャルなロッドが欲しい!」
    という方のために、様々なカスタマイズにも対応します。

    詳細は以下をご覧ください

    O-REXの新しいスペイロッド、ニンブルスペイについてはこちらのリンクをクリックしてご覧ください。

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    新規取扱商品


    2021年、早いところでは、もう来月解禁を迎えますね。

    あなたの解禁準備は順調に進んでいますか?
    ぼくは未だです( ´艸`)。

    このたび、新しく扱い始めた商品や、
    新入荷の商品をいくつかご案内させていただきます。

    Campanella/H.okada

    まずは、徹底的に手作りにこだわったモノづくりをしている東北のロッドメーカー、
    『カムパネラ』の取り扱いを始めました。

    カムパネラのブランクを、こちらで組み上げての販売です。
    様々なカスタマイズにもお応えしますので、
    お気軽にお申し付けください。

    詳細は下のリンクをクリックしてください。

    https://mailchi.mp/23c3fd620905/campanellahokada

    AHREX トレーラーフック

    北欧AHREXのハイクオリティー・フックです。
    今回はイントルーダーなど、トレーラータイプのフライに最適なフックをご紹介します。

    ストリームトレイル NPカーシート

    ウェーダーをはいたままなど、濡れた状態で乗り込んでも、
    車のシートを汚さずに済む、
    薄いネオプレーン製のシートカバーです。

    コンパクトに収納できるため、車内に常備していても邪魔になりません。

    そのほかにもいろいろ…

    そのほかにも、まだご紹介しきれていないものもいろいろありますので、
    順次ご紹介していきます。

    好評の、FISHOWLのランディングネットも大量入荷しておりますので、
    こちらも近々アップする予定です。

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    【動画】オリジナルのドライフライをYouTubeにアップしました。


    前回の、トーナメントロッドに#3ライン、
    #3ロッドに#7ラインをのせてキャストするという、
    アンバランスなタックルのキャスティングに続いて

    またまた動画をアップしました。

    前回のキャスティングの動画をご覧になっていない方は
    下をクリックしてご覧ください。

    今回のフライはドライフライ

    そして、今回の動画は以前の記事でもご紹介しましたがフライ、
    特にメイフライダンを意識したドライフライです。

    話はそれますが、その記事でも書きましたが、
    移転先ではネット環境が整わず、
    なかなか動画のアップロードに手を焼いています。
    やはり、今使っているポータブルのWi-Fiだけでは、
    アクセスが集中すると、遅くなってしまってストレスが…(´;ω;`)
    今回の動画も、ものすごく時間がかかってアップロードが完了。
    やっとの思いで編集しました。

    やはり光を導入しようと思います。
    いろいろ迷った挙句、とりあえずはこちらに…

    【コミュファ光】
    私が住む中部圏だと、コミュファ光がいろいろと良いようです。

    ただ、工事完了までは1か月以上かかるようです( ;∀;)。
    もうしばらくは、現状での我慢が必要。

    ともあれ、アップロードが完了したのでご覧ください!

    特徴は独特なハックリング

    このフライは、動画内でも説明していますが、
    以前僕のウェブサイトから、このフライを購入していただいた方から、
    「気に入ったから、動画でタイイングも見たい!」とリクエストをいただいていたので、
    今回ご紹介することにしました。

    このフライの特徴は独特なハックリングにあります。
    これは、ハックルスタッカーとか、パラループなどと呼ばれるフライの手法を取り入れています。

    これには詳細に解説をした本も発行されていますので、
    ご興味がある方は手に入れて読んでみてください。
    洋書ですが、写真や図解が豊富で英語が苦手な方でも
    容易に理解ができると思います。
    発行は2001年と少し古い本ですが、楽しく読んでいただけると思います。

    *画像をクリックするとリンクできます。

    0881505544

    この、パラループのハックリングを使って、
    コックハックルの代わりにディアヘアで作った
    ぼくのオリジナルです。

    ディアヘアスタッカーと名付けました。

    他の代表的なパターンとの比較

    動画の中では、たの代表的なフライパターン、
    CDCダンや、パラシュートフライ、それから、
    このフライト同じようにウィングにディアヘアを使った
    コンパラダンとの対比もしてみました。

    フライの紹介動画というと、タイイングに終始してしまいがちですが、
    ぼくのYouTubeチャンネルでは、
    こんな感じで、そのフライの特徴なども交えてご紹介していきたいと思います。

    気に入ったらぜひチャンネル登録もお願いします<m(__)m>。

    主な仕様マテリアル

    今回の動画で使用した主なマテリアルごご紹介しておきます。

    フック:ガマカツS10-3F

    スレッド:ウルトラスレッド 70D

    テール:コックハックルファイバー

    ボディ:ダビング材

    ウィングポスト:フロートビズ

    ハックル:コンパラダン・ディア

    ウェブページ上で販売しているものはリンクを貼っておきましたので、
    よろしくお願いします<m(__)m>。

    また、このフライの販売もしておりますので、そちらもよろしくお願いします( ´艸`)。

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    Happy New Year 2021!

    body of water near snow capped mountains

    あけましておめでとうございます!

    昨年はCOVID19が猛威を振るい、今年、2021年に入っても収まる気配が見えないのですが、
    なんとか早く収束に向かってもらいたいものです。

    そんな中でありながらも、皆様にはたいへんお世話になりました。

    本年も、昨年同様…
    いや、それ以上に皆さんにお役に立つような
    サービスや情報、商品などをご紹介していきたいと思いますので、

    どうぞ、よろしくお願いいたします。